保護猫は保険に入った方が良いのか
保護猫はペット保険に入った方が良いのかどうかは、里親さんごとに見解が分かれるのではないでしょうか。ここでは、ペット保険に入った方が良いケース、それよりも別の備えをしたら良いケースを紹介します。ペット保険に入るべきか迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
・ペット保険に入った方が良いケース
保護猫団体から「この猫は体が弱かった」「神経質なところがある」などと言われた場合は、とりあえずペット保険に入っておいた方が良いでしょう。理由は、猫はストレスに弱い生き物のため、環境が変わることで、体調を崩す場合があるかもしれないからです。その際は、保護猫を紹介してくれる団体や動物病院などを経由して入れるペット保険があるなら、そこで加入すると手続きが簡単です。
・ペット保険に入るよりも猫用積立てをした方が良いケース
譲渡してもらった猫が子猫または1~3歳の成猫で、食欲旺盛、活動的で元気そうであれば、直ちに病気になることを恐れる必要はないのではないでしょうか。それよりも、将来に向け毎月2000~3000円の猫用積立てを始めましょう。
理由は、子猫の場合、これから去勢・避妊手術が必要になるかもしれませんが、それらはペット保険の給付対象にはならないためです。ペット保険は、万が一のペットの病気・ケガにかかった治療費を補填(ほてん)してくれますが「給付対象になるのは、病気・ケガで治療が必要になったときのみ」です。病気に至らない検査などは対象外です。ペット保険に入るか入らないかの判断基準を明確にしておくようにしましょう。
まとめ
かわいい保護猫との生活は楽しいですが、継続するにはお金の管理が重要。「飼ってしまえば何とかなるかも」は禁物です。大事な家族を迎える前に、必要なお金を準備しておきましょう。舟本 美子 プロフィール
3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
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