メルカリが2023年1月の「メルカリ物価・数量指数」を発表しました。フリマアプリ「メルカリ」内の取引価格と流通数量の変動状況を、商品カテゴリーごとに月単位で示したものです。それによると、1月の時点でメルカリでは早くもメンズ水着の取引が活発になっていることが分かりました。
なぜメンズ水着が人気なのでしょうか? メルカリで水着を取引する際の注意点と合わせて見ていきましょう。
メンズ水着の流通がコロナ前水準に回復
メンズ水着の取引は、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響しています。「取引の活発さ」を示す数量指数を見ると、2020年4月に発出された最初の緊急事態宣言の時に「メンズ水着」の数量指数は急落し、基準値を大きく下回りました。
2020年9月に一時回復するものの、同年10月以降、25カ月間にわたり数量指数が基準値を上回ることはありませんでした。しかし2022年11月と2023年1月は基準値と同等まで回復しています。
1月に水着を買う理由
1月は全国的にまだ寒い時季なので、「なぜ水着の需要があるの?」と思ってしまいますよね。しかし2017年2月には、メルカリの検索数急上昇ワードの1つに「水着」がありました。2017年は新型コロナウイルス感染拡大前ですから、卒業旅行などで海外に行くこともあったのでしょう。この時季は水着を売っているお店は極端に少ないので、水着をメルカリで購入する動きがあったのです。参考:<メルカリトレンド通信Vol.1>1月のメルカリトレンドワードを発表!前月比最も検索されたワードは、「福袋」
メルカリの発表によると、今回のメンズ水着の取引を見ると、そのほとんどが「競技用水着」の取引になっているとのこと。これから夏に向けて体を鍛えるためにジムに入会し、プールでのフィットネスにチャレンジする人が増えている可能性もありますね。
メルカリではどんな水着でも売っていいわけではない
2023年1月に取引が活発になったのは、メンズ水着です。「性別に関係なく、水着ならよいのでは?」と思うかもしれませんが、実はメルカリには出品できない水着もあります。それが使用済みのスクール水着です。
仮にクリーニングに出していても、使用済みのスクール水着の出品は不可です。なぜ出品禁止になっているのかというと、本来の水着としての目的ではなく、アダルト目的などの不適切な用途で買われてしまうことがあるからです。
匿名配送を使えば出品している人は分かりませんが、もし高く売れてしまったら、また出品してしまうかもしれません。「性を売る」という意味合いに近くなる可能性もあるため、メルカリでは青少年保護・育成および衛生上の観点から使用済みのスクール水着の出品を禁止しています。ただし競技用水着やレジャー用の水着は例外です。
出品する際の着用画像はNG
メルカリに水着を出品する際の写真に関しては、着用画像(以下、着画)はNGと考えてよさそうです。水着の着画となると露出が多くなってしまい、このような画像は「低俗、わいせつな投稿を行うこと」として禁止行為になっているのです。
出品した時点で掲載していない場合でも、もしかしたらユーザーから着画を掲載してくださいと要求されるかもしれません。これに関しも露出度の高い着画の要求になり禁止行為に該当します。キッパリと「着画の掲載はできません」と断りましょう。
暖かくなって、スポーツ関連の取引が活発になるのでは?
メルカリが発表した1月の「メルカリ物価・数量指数」では、水着の取引が新型コロナウイルス感染拡大前である2020年1月と同じ水準に戻ってきていることが分かりました。同感染症への対応も変化してきていますし、季節も冬から春へと変わっていきます。スポーツに取り組もうと考える人も増えるのではないでしょうか。今後スポーツ関連の商品にも着目していきたいですね。【おすすめ記事】
・メルカリの出品禁止物に加わった「電子チケット」や「電子データ」、具体的にどんなもの?
・「ヤクルト1000」が超品薄! メルカリで5000円超の転売も、そもそも出品禁止物では?
・メルカリで衛生マスクの出品が解禁に! 開封したマスクは出品していいの?
・「メルカリ」の「専用出品」や「転売」を“中の人”はどう思ってる? 単刀直入に見解を聞いてみた
・東京五輪の「無効」観戦チケット、メルカリやヤフオク!で転売はいいの? 各社の対応を確認してみた
【関連リンク】
・プレスリリース