乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」と「Y1000」(出典:公式サイト


ヤクルトの乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」「Y1000」(以下、ヤクルト1000)がSNSやネット上で話題となっています。品薄状態だった上に、同社の宅配「ヤクルト届けてネット」でも新規の申し込みを休止したことから、7本パックで通常910円(希望小売価格)のところ、メルカリでは5000円以上の高額で転売されています。
 

この事態にヤクルトは6月3日、公式サイト上で注意喚起を発表。「当社乳製品は、冷蔵保存が必要で、商品管理に十分な注意が必要な商品ですので、ヤクルトレディ等の正規ルートでのご購入をおすすめいたします」としています。
 

メルカリでは6月10日時点でもヤクルト1000の転売が散見されますが、そもそも、乳酸菌飲料であるヤクルト1000は出品禁止物なのではないでしょうか。
 

ヤクルト1000はメルカリの出品禁止物では?

ヤクルトによる注意喚起(出典:公式サイト


ヤクルト1000は、生きて腸内まで届く「乳酸菌 シロタ株」がヤクルト史上最高密度の1本(100ml)に1000億個入っている乳酸菌飲料です。入手困難なことからメルカリで転売されているのですが、メルカリのルールに反すると思われます。
 

メルカリの出品禁止物の中に「安全面、衛生面に問題のある食品類」があり、違反になるものとして「要冷蔵の食品類」と記載があります。ヤクルト1000は要冷蔵の食品に該当するので、メルカリにおいては出品禁止物にあたると筆者は考えます。
 

「メルカリShops」の場合には冷蔵品は出品禁止物にはなっていませんが、販売するにあたっては審査や条件があります。
 

  • 製造・販売に必要な許認可を有していること
  • 配送方法としてクール便もしくはクールメルカリ便を選択していること(個人がクールメルカリ便を選択する場合には、「アプリでかんたん本人確認」を完了していなければなりません)


メルカリShopsに登録していても、誰でも出品ができるわけではないのです。
 

メルカリは食品を出品する場合のルールもある

メルカリにヤクルト1000が出品されていること、そしてその価格が高額になっていることも問題視されますが、出品のルールに則していない商品も見受けられます。
 

メルカリでは食品を出品する際、消費期限(賞味期限)と食品表示が確認できる写真を掲載する必要があります。出品されている商品の中には、正面から撮った写真だけを掲載したり、実物の写真を掲載しなかったりするものもあります。これらは明らかにルール違反になる商品です。
 

「Y1000」は7月を目処に増産される予定

ヤクルトの店頭販売用商品「Y1000」(画像は筆者撮影)


ヤクルトは7月を目処に乳酸菌飲料「Y1000」の増産を計画しているそうです。Y1000はコンビニやスーパーで販売する店頭商品で、容量は110ml。ヤクルト1000は宅配商品で、容量は100ml。両商品とも、乳酸菌 シロタ株の密度は1mlあたり10億個で同じです。
 

これだけ話題のヤクルト1000ですから、今すぐ欲しいという気持ちは分からなくもありません。しかし、正規の販売ルートから購入するのが1番安心です。また本記事で解説したようにヤクルト1000はメルカリの出品禁止物にあたる可能性がありますので、メルカリ事務局でも削除などの対応をしていくのではないでしょうか。



川崎 さちえプロフィール
ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。



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【関連リンク】
「Yakult(ヤクルト)1000」「Y1000」公式サイト
ヤクルト