ファミリー層を中心に大人気のきかんしゃトーマス号とその仲間たち。2014年に大井川鐵道で始まった公式イベント「DAY OUT WITH THOMAS」は2023年で10年目を迎える。大井川鐵道は2022年9月の台風被害のため、今なお一部区間は不通のままである。しかし、変則的な運行ルートではあるものの、トーマスたちは元気いっぱいに走り回ることだろう。ぜひ、2023年も会いに行きたいものだ。
公式イベントの中心は、やはり「きかんしゃトーマス号」の運転
DAY OUT WITH THOMAS 2023は4月29日~12月25日の期間中、122日間にわたって開催される。これは過去最多の開催日数だ。その中心となるのは、やはりきかんしゃトーマス号の運転である。
大井川本線の家山~千頭間が2022年9月の台風被害により今も不通なので、新金谷~家山間の往復遊覧運転となる。所要時間は1時間少々。従来の新金谷~千頭を走るきかんしゃトーマス号は、片道の所要時間が1時間15分ほどであったから、乗車時間はほとんど変わらない。なお、家山駅で途中下車することはできない。
家山往復のきかんしゃトーマス号は、午前便と午後便の1日2往復が設定されている。考えようによっては、1往復は乗車、もう1往復は見物あるいは撮影といった多様な楽しみ方もできるであろう。
バスのバーティときかんしゃトビー号
きかんしゃトーマス号との並走で有名になったバスのバーティーも、大井川鐵道と並走する国道が土砂災害の影響で通行止めが続いており、当面新金谷からKADODE OOIGAWA間での運転となる。復旧工事が完了すれば、家山まで運転区間が延長される。2022年8月に運行を開始したきかんしゃトビー号は、2023年はフルに運転される。きかんしゃトーマス号の運転日には必ず走る。といっても、運転区間は、千頭と奥泉の間で、本線の家山~千頭が不通になったままなので、アクセスがやや不便だ。それでも、バス移動によるツアーなどを利用すれば、スムーズに2つの列車を楽しむことができるであろう。千頭サテライト会場では、ヒロやパーシーなどトーマスの仲間たちが大勢待っているので、ぜひ出かけてみたい。
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