青汁王子こと実業家の三崎優太さんが2月1日、自身のYouTubeチャンネル「三崎優太 青汁王子」を更新。連続強盗事件の主犯格で7日に日本へ強制送還された“ルフィ”などと名乗る今村磨人容疑者、藤田聖也容疑者らが収容されていたフィリピンの「ビクタン収容所」に自身も収容された経験を持つ「漫画村」創設者の星野ロミさんをゲストに迎え、星野さんが撮影した画像とともに同所の実態について迫る動画を公開しました。
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青汁王子、「被害者が生まれないように貢献したい」
星野さんはビクタン収容所について、「金が全て」「汚職が塗れた施設」と言います。定員80人のところ250人ほどいたという収容所に入ると、檻（おり）の中に入れ墨が入った人たちがおり、「人生詰んだな」と思ったと話します。特に説明もなく中に通され、ベッドなどは自身で調達しないといけないとのこと。星野さんの元へ日本人収容者がやってきて、その人物を通してベッドなどを手持ちのお金で購入したと言います。
ところがその日本人が「罠だった」と話し後々、脅されたような形でお金を「めちゃくちゃ取られた」と実体験を語りました。逃げ場のない収容所内で脅すことによりマインドコントロールされるとのこと。さらに収容所内で暴力行為が起きても「止めてくれない」ものの、看守にお金を渡すことで殴られないなど、「金が全て」と断言。「金があれば楽しい？」と尋ねた三崎さんに、「金があれば（日本刑務所）よりは全然楽しい」と星野さんは答えました。
また、自身を「ルフィ」などと名乗った今村磨人容疑者らがなぜフィリピンに居続けたのか？ という問いについてはこれほど大きな事件の場合、帰国すると死刑になる可能性があることを挙げています。仮に無期懲役になったとしても「自由はない」「それよりはフィリピンで無期懲役になった方が彼らにはいいんだと思います」と話しました。
さらに「無法地帯になっている」収容所内でお金を稼いで自国に戻るという収容者もいると明かしました。日本人の場合は日本で3年の懲役刑が科された場合、「仮にフィリピンに居て懲役3年くらうと合計6年になる」ものの、韓国はじめ他国の場合は「海外に居た分が引かれる」とのこと。「だからこそフィリピンでお金を稼いで、犯罪して自由な生活」をしてから帰国する犯罪者も多いと、ビクタン収容所の実態を語りました。
このような「金が全て」といえる収容所にいた星野さん、「聞いてほしいことがある」と三崎さんに話します。後編記事では「収容中の星野さんのお金事情」についてや看守への賄賂によって、収容所を脱出できるのか？ などについて公開します。ぜひ、後編もチェックを！
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