まもなく、花粉が気になる季節に突入。憂鬱(ゆううつ)な気分の人も少なくないのではないでしょうか。環境省によると、関東の2023年春のスギ花粉の飛散量は過去10年で最も多くなる見通しとのことで、しっかりとした花粉対策が求められそうです。
パナソニックは1月31日、花粉で何らかの症状のある20~60代の男女550人を対象に行った「パナソニック花粉症対策についての調査」(パナソニック「エオリア」調べ)の結果を発表。本記事ではその結果とともに、同社エアーマイスターの福田風子さんによる「今すぐできる花粉対策」を紹介します。
花粉はエアコンから侵入する? 75%の人が理解できていない事実とは
「花粉の屋内の侵入について、気になりますか?」という質問には、8割の人が「気になる」と回答。多くの人が花粉の侵入に関心を寄せていることが分かります。
しかし一方で、多くの人が花粉の侵入経路を誤って理解していることが明らかになりました。「花粉はエアコンから屋内に侵入すると思いますか?」という質問には、46%の人が「はい」、29%の人が「わからない」と回答。しかし、一般的に花粉がエアコンから侵入することはありません。
「花粉が屋内に入らないよう、エアコンの使用を控えたいと思いますか?」という質問にも、32%の人が「とても思う」「やや思う」と回答していました。
「花粉の時期に、窓を開ける換気をガマンしてしまうことがありますか?」という質問には、65%の人が「ある」と回答。十分な換気を行えていない実態があるようです。
花粉の侵入経路として最も多いのは……?
花粉の侵入経路として最も多いのは「玄関」とされています。
外から入ってきた人の衣類や髪に付着し、そのまま家の中に持ち込まれるのです。花粉は粒子として見ると重いため、本来はそこまで奥に持ち込まれるものではありませんし、ドアの開け閉めで起きた風で舞っても、少したてば落ちてしまうといいます。
しかし、落ちた花粉が靴下やスリッパに付着することで、リビングなどにまで入り込んでしまいます。花粉を室内へ持ち込まないためには、まずは玄関で除去することが重要になるということです。
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