大人の事情? それともファンサ? K-POPアーティストが日本語曲を発表する理由【K-POPゆりこの沼る韓国】

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったトピックについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。#9は「K-POPアーティストの日本語曲」について。

豪華コラボや名曲も! 「日本語」でK-POPを楽しめるのは日本ファンの特権!?

矢野:英語曲といえば、どのグループも最近は日本よりアメリカを中心とした世界市場を視野に入れているように見えます。それでもまだ日本語曲は出し続けるのでしょうか。いつかは出さなくなるのかな……どう思います?

ゆりこ:変化が急、かつ劇的で5年先のことさえ分からないのがK-POP業界(笑)。なんとも言えませんが、当分は続くと見ています。2023年1月に韓国の関税庁が発表した資料(※2)によると、2022年に韓国から最も多くの音楽アルバムを輸入している国は日本です。2位は中国、アメリカは意外にも3位。国の大きさや人口を考えても、日本のK-POP好き度合いってなかなかですよね。

矢野:そう聞くと、日本発のオリジナル曲がコンスタントに生まれる理由も分かる気がします。日本のクリエイターによってアーティストのまた違った一面が引き出されることもありますし。

ゆりこ:日本オリジナルの名曲、いっぱいあるんですよ。BTSの『いいね!Pt.2~あの場所で~』やSHINeeの『Your Number』は本国の大ヒット曲と同じぐらい好きです。最近の曲で言うと香取慎吾さんとSEVENTEENがコラボした『BETTING』も最高。

矢野:そうそう、日本の人気アーティストとのコラボも話題になりますよね。僕の好きなTXTもYOASOBIの幾田りらさんをゲストボーカルに迎えていたなぁ。あとは、back numberが楽曲提供したBTSの『Film out』も大好きです!

ゆりこ:豪華かつ意外な組み合わせが面白いですよね。そういうのが楽しめるのも日本のK-POPファンの特権かもしれません。

矢野:ある意味、K-POPアーティストや事務所が日本のファンを重要視してくれていることの表れなのかもしれませんね、日本語曲って。
 

【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ
:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。

編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。
 

参考
※1:プレスリリース
※2:聯合ニュース 2023年1月16日

 

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