鑑定士はジュエリーのどこを見ているの?
ジュエリーを査定するとき、鑑定士の廣沼さんは専用のルーペを使っています。それで傷をチェックしていました。リングやペンダントは普段から使用していますから、小傷があります。でもこれは許容範囲の傷なので、査定に大きく響くことはないそうです。
一方で、どこかにぶつけてできるような比較的大きな傷は、査定に響いてきます。リングの場合、トップに高さがあるとぶつけやすくなるので要注意なのだそう。ぶつけてしまう傷に関しては、時計も同じです。時計も手につけるものなので、普段使いをしているとどうしてもぶつけてしまうのですが、致命的な傷になると査定金額が大きく下がってしまうことがあるそうです。
買取金額に色は関係する?
ブランドにもよりますが、ジュエリーにはいくつかの色があります。ティファニーでいえば、ホワイトゴールド、ローズゴールド、イエローゴールドです(色の呼び方はブランドによって異なります)。
色によって査定金額も違ってくるのかお聞きしたところ、若干の違いがあるとのこと。ローズゴールドやイエローゴールドの方が少し高くなるそうです。理由はそれらの色の方が人気があるから。なんぼやさんでは買い取ったジュエリーを販売しているので、人気の色味の方が売りやすくなります。より売りやすいものを、より高い金額で買い取る。これが買取店の考え方になってきます。
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