年末大掃除、メルカリで「不用品」を売るときにやってはいけないNG行為

年末大掃除のタイミングで、不用品をメルカリで売ろうと考える人もいるかもしれません。そんなとき、やってはいけないNG行為を解説していきます。

大掃除で出てきた不用品をメルカリで売るときにやってはいけないこと

年末大掃除のタイミングが近づき、片付けを強く意識している人も多いと思います。でも何から始めたらいいのか、そもそも「どんなことを意識すればいいのか」分からない人もいるかもしれません。
 

メルカリ、ウエルシア薬局、ハウスキーピング協会が連携して実施した「捨てずにお得な大掃除」プロジェクトの内容から「片付けの考え方」を紹介しつつ、あふれた不用品をメルカリで売るときのNG行為を解説していきます。
 

大掃除で出てくる不用品を「メルカリ」で売ったら、1人あたり約4.6万円

「片付け」と言っても、モノによっては処分料がかかることも。それをメルカリで売れば、売上金が入ってくる可能性があります。
 
大掃除で捨てられる不用品は推計5兆8129億円。国民1人あたり約4.6万円(出典:メルカリのプレスリリース)

2021年12月にメルカリが発表した「日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査によると、大掃除で捨てられる不用品は推計5兆8129億円。これを国民1人あたりにすると約4.6万円。もしメルカリで売っていたら、これだけの金額になるということです。


参考:「日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査

 

片付けのコツは「モノの適正量」を決めること

活動歴15年のベテラン整理収納アドバイザー吉川永里子さん

片付けの際に出てきた不用品をメルカリで売ればお金になるのは理解できますが、手当たり次第に片付けをしようと思っても、途中で嫌になってしまうかもしれません。そこで活動歴15年のベテラン整理収納アドバイザー吉川永里子さんが紹介している方法が、「モノの適正量を決めること」。
 

ハウスキーピング協会の調査によると、片付いた状態の4人家族の家で「モノの量」は約6000点。一方、片付いていない、モノを収納しきれていない家には約1万点のモノが保管されている場合もあるそうです。生活する限りモノを買うことはありますが、意識しないとモノはどんどん増えてしまいます。
 

そこで片付けの第一歩として「モノの適正量」を決めていきましょう。人によって違いはあるものの、自分が快適に生活できる数を決めれば、新しいモノを買ったら古いモノや使っていないモノを手放すという循環ができるでしょう。まずは、どのくらいが適正なのかを考えて、数を減らしていくようにすると良さそうです。
 

使わなくなったモノはメルカリで売ることでお金になる可能性があります。その際、いくつか「やってはいけない」NG行為があります。
 

心構え編

■もったいないと思ってしまう
片付けで出てきた「使っていないモノ」でも、いざ手放そうと考えると「もったいない」と思ってしまうことがあります。例えば洋服なら、自分がそれを着たときのイメージをして「使いたいな〜」と思うなど。しかしこれまでずっと使ってこなかった服ならば、おそらく今後も出番は少ないと思います。なぜなら、今頻繁に使っているモノが使いやすいモノ、お気に入りのモノだからです。
 

今後も出番が少ないなら、そのままにしておく方が余程もったいないです。基本的にモノの価値はどんどん下がっていきますから、できるだけ早く売った方が販売価格が高くなる傾向があります。過ぎていく時間がもったいないと考えた方がよいかもしれませんね。
 

■「いつか使うかも」と考える
使わないモノがあっても、「いつか使うかもしれない」という考えが出てくることもあります。確かに、いつか使う機会があるかもしれませんが、一方でこれまでずっと使わずにいて特に不便を感じていないならば、今後も不便はないと思います。

「いつか使うかも」と思って元の場所に戻したモノで、今使っているモノはあるのか。自分に問い掛けてみてはいかがでしょう。

■購入したときの価格を気にしてしまう
メルカリに出品できない理由の1つは、販売価格が思った以上に安いことがあります。例えば購入価格が10万円だったけれど、メルカリの相場を見たら3万円だった……。そうなると7万円の損と考えてしまうものです。

過去に買ったモノの価値が下がるのはよくあることです。中古品ですし、そもそもトレンドが変わっていれば、欲しいと思う人が減り相場は下がっていきます。厳しい言い方になりますが、買った値段で売れるとは思わない方がいいです。むしろ、買い手がいるうちに売ろうと思って、すぐに出品した方がいいとさえ、筆者は思います。
 

ノウハウ編

■手数料や送料を考えずに出品してしまう
メルカリでは商品が売れたらメルカリに販売手数料として販売価格の10%を支払います。また出品者が送料の負担をすることが多いので、その料金も含めて販売価格を設定することになります。
 

特に注意したいのが送料です。梱包したら当初の予定よりもサイズが大きくなってしまった! となると、発送方法が変わり送料も高くなってしまうかもしれません。出品時には、まずは「どの方法で送れるか」を考えて送料を計算して、そこから販売価格を設定していくことが大切です。もし送料が高すぎて売上金が少なくなってしまうならば、手間や時間を考えてメルカリに出品しないという選択肢も持ちましょう。
 

■商品をちゃんとチェックしないで出品してしまう
ずっと使わなかったモノは中古品だったり、新品であっても経年劣化をしていたりする可能性があります。その確認を怠ってしまい、商品説明に記載しない、写真を撮影しないとなると、購入者からクレームがきてしまいます。トラブルに発展することもありますから、厳しい目で商品のチェックをしましょう。
 

■雑な梱包
商品が購入されて一安心。でも、その後には梱包と発送が待っています。特に梱包に関しては、厳しく評価するユーザーも少なくありません。お金を払って買ったモノですから、きちんと梱包して送ってほしいと思うのは当然ですよね。
 

袋1枚に商品が入っている、壊れ物なのにクッション材が使用されていないとなると、マイナスの評価がつけられてしまうことがあります。購入されたからそれでいいと考えるのではなく、無事に受取評価がされてようやく取引が終わると思って、最後までしっかりと対応していきたいですね。
 

売ったお金を何に使おうかと考えて、ワクワクした気持ちになろう

メルカリで使わないモノを売るとなったら、売ったお金を何に使うのか? を考えるのもおすすめです。目的があると、出品に対するモチベーションが上がります。捨ててしまったら0円のモノがお金になったということで、ちょっとぜいたくをするのもいいですよね。
 

ずっと欲しかったモノを買う、しかもメルカリなら安く買えるかも、と想像するのもアリでしょう。売った先のことを考えて、ワクワクした気持ちでメルカリに取り組んでみてはいかがでしょうか。



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【関連リンク】
プレスリリース(メルカリ、ウエルシア薬局、ハウスキーピング協会の連携について)

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