上司・先輩からもらって「不快に感じる」絵文字ランキング! 1位は「よこしまな感じ」「いやらしさ」を感じる顔の……?

NEOビズコミ研究所が、業務でチャットツールを使う20~50代400人を対象に2022年に実施した「チャットツールに関する実態調査」によると、好感が持てる絵文字TOP3には「ニコニコ」や「土下座する人」などがランクインしました。では、不快に感じる絵文字は?

好感が持てる絵文字、不快に感じる絵文字は?

ネオジャパンは12月1日、業務でチャットツールを使う20~50代のデスクワーカー400人を対象に実施した「チャットツールに関する実態調査」の結果を発表しました。上司や先輩からもらって好感が持てる/不快に感じる絵文字やテキストの文末などについて調査したものです。


>【年代別のランキング結果を見る】
 

好感が持てる/不快に感じる「絵文字」は?

ビジネスチャットツールでもらう「絵文字」の印象について聞いたところ、上司や先輩からもらって好感が持てる「ありがとう」の絵文字は、1位「微笑む目の笑顔」、2位「親指を上げた手」、3位「土下座する人」でした。一方、不快に感じる「ありがとう」の絵文字は、1位「目がハートの笑顔」、2位「サングラスの笑顔」、3位「嬉し泣きの顔」という結果でした。
 

上司・先輩からもらって不快に感じる絵文字(出典:プレスリリース、以下同)


部下や後輩からもらって好感が持てる「よろしくお願いします」は、1位「微笑む目の笑顔」、2位「土下座する人」、3位「大笑いの顔」でした。一方、不快に感じる「よろしくお願いします」は、1位「目がハートの笑顔」、2位「サングラスの笑顔」、3位「嬉し泣きの顔」となっています。


「好感が持てる絵文字」の2〜3位で若干の違いがあるものの、双方とも1位は同じ結果に。「不快に感じる絵文字」は1〜3位まで同じものが選ばれました。

 

テキストの文末はシンプルなものが好まれる傾向に

ビジネスチャットツールでもらう「テキストの文末」について聞いたところ、上司や先輩からもらって好感が持てる「ありがとう」は、1位「ありがとう!!」、2位「ありがとう。」、3位「ありがとう」という結果に。


部下や後輩からもらって好感が持てる「よろしくお願いします」は、1位「よろしくお願いします!!」、2位「よろしくお願いします。」、3位「よろしくお願いします」でした。


世代や関係性問わず「!!」が付いた文末が人気でした。シンプルながら感謝の気持ちを温度感で表現しやすい点が理由かもしれません。

 

「世代間ギャップ」は感じる人と感じない人が半々

チャットツールでのやりとりで「世代間ギャップ」を感じるときについて聞いたところ、全体の約半数が「感じる」と回答しています。世代別では大きな差はなく、男女別でみると男性のほうが、約12.5%多くなりました。

チャットツールでのやりとりで「世代間ギャップ」を感じる?
チャットツールでのやりとりで「世代間ギャップ」を感じる?


「世代間ギャップを感じる理由」を、自由回答で答えてもらった内容を見ていきましょう。


若手世代は、「年上世代の内輪ノリ」(20代男性)、「『!!』が色つきのとき」(20代女性)、「年上世代の内輪ノリ」(20代男性)といったコメントが寄せられていました。ベテラン世代は、「ら抜き言葉にイラつくから」(40代女性)、「『りょ』等の略式にはついていけないと感じる」(50代男性)、「時間をかけてやってもらったことに対しても「いいね」のみで済ませているのを見るとギャップを感じます」 (40代女性)といった声がありました。


個別回答には双方の「本音」といえるコメントも多く見られました。世代間同士の”違い”を受け止め、日々苦労しながらチャットを利用している様子がうかがえます。


>【年代別のランキング結果を見る】



【おすすめ記事】
職場で“世代間ギャップ”を感じることランキング。「IT・PCが苦手」「仕事への姿勢」を抑えた1位は?
もはや暗号LINE? 若い世代が「、」「。」を徹底的に排除する理由【山田Gのシン・日本語辞典】
Z世代に聞いた「“おじさん構文”の特徴」 3位「文章が長い」、2位「カタカナ乱用」、1位は?
「世代間ギャップ感じる」7割超が回答。最もギャップを感じることは? 【Z世代とバブル世代すれ違い】
木村拓哉、おじさん絵文字やめZ世代の流行“白のびっくりマーク”を多用。絵文字使いの変化に注目集まる


【関連記事】
プレスリリース

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    「あれは全て私がやりました!」 わが社の“承認欲求モンスター”をどう扱うべきか?

  • ヒナタカの雑食系映画論

    実写ドラマ版『【推しの子】』絶賛レビュー! 齋藤飛鳥が完璧で究極の「星野アイ」だった理由

  • 世界を知れば日本が見える

    「民主主義の崩壊」兵庫県知事選、なぜ“陰謀論”が広まったのか。日本が「選挙×SNS」を対策できないワケ

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅