Z世代に聞いた「“おじさん構文”の特徴」 3位「文章が長い」、2位「カタカナ乱用」、1位は?

バイドゥが運営する「Simeji」は、6月27日~7月5日の期間、10~24歳の男女597人を対象に「気になる“おじさん構文”」を調査。上位を紹介します。


Z世代の間で話題になっている“おじさん構文”。おじさん構文とは、おじさん世代がメッセージアプリや、メールなどで活用する絵文字の使い方や特徴的な言い回しのことを指します。

バイドゥが運営する「Simeji」は8月15日、10~24歳の男女597人を対象に行った「気になるおじさん構文」調査の結果を発表しました。
 

第3位:「1度に送る文章が長い」

3位に選ばれたのは「1度に送る文章が長い」。

おじさん世代はガラケー時代の名残りもあるようで、伝えたいことを1度にまとめて送ってくる傾向があります。Z世代はスマホの操作に慣れている為、メッセージを送る時は短い文章で複数に分けて送ることが多く、おじさん世代とZ世代でジェネレーションギャップが生じてしまっているようです。

選出理由には、「言いたいことを全部まとめて言ってくる笑」「たぶんずっと通知が来ると迷惑だと思っている」「最近の言葉の略し方を知らない」「読みにくい」「お母さんや親戚の人がそうなる」「うちの父もそうだからww」との声が集まりました。
 

第2位:「文章中にカタカナを乱用」

「文章中にカタカナを乱用」という構文が2位にランクインしました。

どうやらおじさん世代が若かった時に、カタカナ語尾が流行っていたようです。絵文字ができる前は文章だけでのやりとりだった為、語尾をカタカナに変えて感情を表現していたのかもしれません。今のZ世代にとっての絵文字やスタンプのような役割を果たしてくれていた表現だと思うと、ちょっとクセのあるカタカナ語尾も納得ですね。

回答者からは、「最後をカタカナにする使い方がちょっと古い」「本人は優しく接している感じ」「いつもありそうな話し言葉で返してくる」「メールとかが毎回そう」「くどく柔らかい表現にしようとしてくる」といった声があがりました。
 

第1位:「絵文字・顔文字・記号を多用」

不名誉にも1位に選ばれた構文は、「絵文字・顔文字・記号を多用」でした。

おじさん世代が若者だった頃に、絵文字が取り入れられ始め、当時は画期的とも言える絵文字を多用することが若者の間で流行っていたようです。その名残りとメッセージのやりとりが少しでも楽しくなるようにという、Z世代への配慮から絵文字や顔文字を多用してしまうのかもしれません。

「最近は、絵文字よりもスタンプを使う方が多い」「感情の表し方が独特」「頑張って今どきに合わせてる感があるww」「慣れてなさそうな感じ」「お父さんが良くしてる」「ガラケーの名残?」との理由が寄せられました。


ガラケー時代の名残があるおじさん世代とスマホネイティブのZ世代の間に生じるジェネレーションギャップ。おじさん構文には、相手を気遣う気持ちや若い方とうまくコミュニケーションをとりたいとの気持ちが込められているのかもしれません。


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