ネオジャパンは12月1日、業務でチャットツールを使う20~50代のデスクワーカー400人を対象に実施した「チャットツールに関する実態調査」の結果を発表しました。上司や先輩からもらって好感が持てる/不快に感じる絵文字やテキストの文末などについて調査したものです。
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好感が持てる/不快に感じる「絵文字」は?
ビジネスチャットツールでもらう「絵文字」の印象について聞いたところ、上司や先輩からもらって好感が持てる「ありがとう」の絵文字は、1位「微笑む目の笑顔」、2位「親指を上げた手」、3位「土下座する人」でした。一方、不快に感じる「ありがとう」の絵文字は、1位「目がハートの笑顔」、2位「サングラスの笑顔」、3位「嬉し泣きの顔」という結果でした。
部下や後輩からもらって好感が持てる「よろしくお願いします」は、1位「微笑む目の笑顔」、2位「土下座する人」、3位「大笑いの顔」でした。一方、不快に感じる「よろしくお願いします」は、1位「目がハートの笑顔」、2位「サングラスの笑顔」、3位「嬉し泣きの顔」となっています。
「好感が持てる絵文字」の2〜3位で若干の違いがあるものの、双方とも1位は同じ結果に。「不快に感じる絵文字」は1〜3位まで同じものが選ばれました。
テキストの文末はシンプルなものが好まれる傾向に
ビジネスチャットツールでもらう「テキストの文末」について聞いたところ、上司や先輩からもらって好感が持てる「ありがとう」は、1位「ありがとう!!」、2位「ありがとう。」、3位「ありがとう」という結果に。
部下や後輩からもらって好感が持てる「よろしくお願いします」は、1位「よろしくお願いします!!」、2位「よろしくお願いします。」、3位「よろしくお願いします」でした。
世代や関係性問わず「!!」が付いた文末が人気でした。シンプルながら感謝の気持ちを温度感で表現しやすい点が理由かもしれません。
「世代間ギャップ」は感じる人と感じない人が半々
チャットツールでのやりとりで「世代間ギャップ」を感じるときについて聞いたところ、全体の約半数が「感じる」と回答しています。世代別では大きな差はなく、男女別でみると男性のほうが、約12.5%多くなりました。
「世代間ギャップを感じる理由」を、自由回答で答えてもらった内容を見ていきましょう。
若手世代は、「年上世代の内輪ノリ」(20代男性)、「『!!』が色つきのとき」(20代女性)、「年上世代の内輪ノリ」(20代男性)といったコメントが寄せられていました。ベテラン世代は、「ら抜き言葉にイラつくから」(40代女性)、「『りょ』等の略式にはついていけないと感じる」(50代男性)、「時間をかけてやってもらったことに対しても「いいね」のみで済ませているのを見るとギャップを感じます」 (40代女性)といった声がありました。
個別回答には双方の「本音」といえるコメントも多く見られました。世代間同士の”違い”を受け止め、日々苦労しながらチャットを利用している様子がうかがえます。
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