All About編集部では、関東圏に住んだことのある10〜50代の男女300人を対象に、「満員電車＆電車内の迷惑行為」に関するアンケート調査を実施しました（調査期間：11月10〜24日）。今回は、「満員電車で耐えられる時間」について、聞きました。
満員電車で耐えられる時間……最も多かったのは「20分」！
電車に乗っている時間は「寝る（28歳未回答）」「とりあえず音楽を聴いて気を紛らわしています（26歳男性）」「携帯に触れる場合はダウンロードした映画など見る、ゲームをします。触れない場合はラジオやポッドキャストを聞きます（31歳女性）」など、音楽を聴いてやり過ごすという声が多く寄せられました。
ほかにも、「無心になり、何も考えない（29歳男性）」「当然、満員電車は苦痛そのものでしたので、その時間はもっと苦痛なこと（お金の問題や人間関係の対処法）をあえて考えてごまかしていました（37歳男性）」「目をつぶって趣味のことを考えてる（25歳女性）」「マインドフルネス（54歳男性）」など、満員電車に耐える20分間で精神面の強化を図る人も多いようです。
「ヒールで身長アップ」経験から得た“満員電車の苦痛軽減法”
満員電車で耐えられる時間が「20分」と回答した人の中には、経験から得た、満員電車の苦痛を軽減する方法もあるようです。「なるべく壁や外が見えるところに立てるようにする（29歳男性）」「中ほどまでいくか、入り口付近にいくかをして、なるべく降りる人とバッティングしないようなポジション取りを心がけています（36歳男性）」など、なるべく苦痛が半減されるようなポジション取りを心掛けているとの声もありました。
ほかにも、「なるべくバッグ1つなど荷物をまとめることです。そしてそのバッグ等を前に抱えることで、バランスがとりやすくなるし呼吸しやすくなります（27歳女性）」「バッグを抱えて乗ることで自分の正面に人が来ても少し距離が出来るようにしている（39歳女性）」「他の人に埋もれて息ができないのは辛いので、ヒールで身長をアップさせていた（32歳女性）」などの工夫を編みだした人もいました。
「瞑想する」「無心になる」……満員電車で精神の鍛錬に励む人も
「20分」に次いで多かった回答は「10分」。「お昼や夕食は何を食べようか考える。また、帰ったら何をして何時に寝るかシュミレーションする（46歳女性）」「ヒーリングミュージックを聴く（33歳女性）」など、帰宅後の生活をシミュレーションするという声もありました。一方、「30分」と回答した人からは、「吊り革につかまつてひたすら目を閉じ瞑想する（42歳男性）」「真剣に無になる（27歳男性）」など、精神の鍛錬に励む人や、「なるべくつり革のある場所に行かないようにする。さもないと他の人の体重を支えるのが大変です（53歳男性）」「ドアの近くの角をとる（角に寄りかかれて楽）。なるべく座席側の吊り革へ移動する（席に座れる可能性があり、ドア周りより人が密集しにくい）（25歳女性）」など、乗車時のポジション取りに集中しているという声も寄せられました。
中には、「60分」以上耐えられるという人も。「極力、無心になる（40歳男性）」「楽しみなことを考える。美味しそうなランチなど（33歳男性）」「しょうがないので乗ります。音楽をきいて目をとじて少しでも自分の世界に入れるようにします（40歳女性）」など、今自分が満員電車に置かれているという現実を考えないようにする、との声がありました。
※回答者のコメントは原文ママです
【おすすめ記事】
・「地方出身者には地獄絵図」行きの通勤で満員電車が苦痛な首都圏の路線ランキング、1位は？
・「スマホを触るのも難しい」帰りの通勤で満員電車が苦痛な首都圏の路線ランキング！ 1位は？
・「満員電車は1つの仕事」通勤の満員電車でつらいのは「行き」「帰り」どっち？ 7割以上の回答は……
・「サンドイッチは…」電車内の食事で「ぎりぎり許される」と思うもの。300人の”許容範囲”はどこまで？
・「座っている人の上に座った」「朝イチの電車で…」今だからこっそり言える「電車内での懺悔したい行動」
