ニュースサイトAERA dot.と慶應義塾大メディア・コミュニケーション研究所は、「地方いじり」の実態について調査し、結果を発表しました。調査対象は、都内の大学に通う首都圏出身者164人、地方出身者112人の学生。調査期間は、9月17日〜10月11日です。
からかわれて「嬉しい」が半数超「いい気持ちではない」は約1割に
地方出身を「からかわれたことがある」と回答した地方出身者は、42%でした。からかわれた人のうち53%が「話題になって嬉しい」と回答。一方で、34%が「何も感じていない」、9%が「いい気持ちではない」と答えました。
からかわれたことのある地方出身者からは「英語のオンライン授業中、アクセントが酷すぎて講師に留学生と勘違いされた」(男子学生、青森)などのコメントが寄せられています。
からかった理由「話が盛り上がるきっかけ」が最多
地方出身者を「からかったことがある」と回答した首都圏出身者は、26%となりました。からかった理由は、「話が盛り上がるきっかけ」(86%)が最多。次いで「コミュニケーションの一環」(74%)、「自分と違うことに興味がある」(48%)と続きました。
からかったことのある首都圏出身者からは「群馬県に行くにはパスポートが必要かとからかった」(男子学生、東京)などのコメントが集まりました。からかわれたことのある約1割の地方出身者が「いい気持ちではない」と感じる一方で、話を盛り上げるために地方出身者をいじる首都圏出身者が一定数いることも推察できます。
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