「#韓国語勉強」がトレンド入り! K-POPファンのベストな”推しの待ち方”は?
ゆりこ:私個人としては「会えなくて寂しい」という感情が沸き起こるのは自然なことだと思っています。さらに、そこで韓国の兵役の背景や社会の構造を知るきっかけになったらいいなって。ちなみに最近読んだ本で、一橋大学の学生さんたちが書いた「『日韓』のモヤモヤと大学生のわたし」(加藤圭木著/一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール編)はオススメの一冊です。矢野さんの「モヤモヤ」の受け止め方、考えるヒントが書かれていると思います。
矢野:タイトルからしてピッタリ(笑)。正直なところ、日本で生まれ育ったK-POPファンにとって韓国の兵役制度は「100%理解しきることが難しい部分」だとも思うんです。ただ、僕の好きなK-POPや韓国のエンタメにも深く影響を及ぼしているものですし、知りたい気持ちはあります。
ゆりこ:知るきっかけはドラマでもアイドルでもよし、むしろ好きなものから入った方がスッと入ってくるもの。ちなみに韓国の軍隊を描いたドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』を見ると参考になるかと思います。単純にエンタメ作品としても見応えがあり面白いですし、兵役事情を赤裸々に描いています。実際に軍隊で主人公と同じ「脱走兵追跡官」を担っていた芸人さんが「まさにあんな感じだった!」とそのリアルさに驚いていました。
矢野:「脱走兵を追いかける役」があるってことですよね? なんだか興味をそそられます。しかも、主演は僕が好きな俳優「チョン・ヘイン」さんじゃないですか! 早速、見てみようと思います。そういえば、BTSが再集結する日までの過ごし方として「#韓国語勉強」というハッシュタグがトレンド入りしていましたね。
ゆりこ:そうそう。みんなのポジティブな姿勢がすてきだなって思いました。韓国男性であればどんなにスターでも経験する兵役、ファンとしては待つ時間も有効活用したいですよね、どうせならば。今回お話しした兵役について一足踏み込んで調べてみるのもよし、韓国語のレベルアップを図るもよし。私はいつかアーティストの通訳ができるように勉強しようかな!
矢野:ジミンくんの横に立って通訳している2025年のゆりこさん……(笑)。夢と妄想が膨らみますね!
【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。
編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。
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