インターネットで最初に送信された言葉は何だった?【10月29日はインターネット誕生日】

10月29日はインターネット誕生日! 全世界のインターネット普及率やWi-Fiの語源など、「違いの分かる人」になれるインターネットの豆知識をご紹介します!

10月29日はインターネット誕生日!


1969年10月29日、インターネットの起源とされる「ARPANET」で、世界で初めて通信が行われました。


今回は、全世界のインターネット普及率やWi-Fiの語源など、「違いの分かる人」になれるインターネットの豆知識をご紹介します!
 

画像出典:いらすとや

 

世界で最初に送信された言葉は?

1969年10月29日、インターネットの起源とされている、世界で初めて運用されたパケット通信コンピュータネットワーク「ARPANET」で、初めての通信が行われました。


カリフォルニア大学ロサンゼルス校の学生チャーリー・クラインが、スタンフォード研究所へ最初に送信した言葉は「login:」。ただし、1文字ずつ電話で確認しながら送信し、「g」を送ったときにシステムがクラッシュしたため、正確には「lo」です。


この「lo」から、インターネットの歴史が始まりました。

 

全世界のインターネット利用率は?

今や全世界に広がるインターネットですが、その利用率はどのくらいかご存じでしょうか。


国際電気通信連合などからの情報に基づく統計サイトによると、2022年のユーザー数は54.7億人、利用率は69.0%。世界中の3人に1人がインターネットを使わずに生活をしていることになります。


ちなみに、普及率が最も高い地域はインターネットの誕生国であるアメリカを含む北米の93.4%。最低はアフリカの46.8%と、2倍の差が存在しています。

 

Wi-Fiの意味は後付けで作られた

Wi-Fiとは、無線LANの国際標準規格「IEEE 802.11」の相互接続が認められたデバイスであることを示す、業界団体Wi-Fi Allianceによる登録商標。


爆発的に普及したため、現在では「ここってWi-Fi飛んでる?」というように、単に無線LANのことを指しても使われています。


実はこの「Wi-Fi」、ワイヤレスなんとかの略、ではなく、音響用語のHi-Fiの韻を踏んだ造語。ブランディングファームのInterbrandによって、キャッチーな呼称を目指して名付けられました。


Hi-Fiとは、High Fidelityの略で「高忠実度・高再現性」といった意味。原音に忠実な再現を目指すオーディオシステムに付けられる名称です。


そのため、無線LANとは無関係であり、忠実度や再現性といった側面もありません。ところが、Wi-Fi Allianceの創設メンバーPhil Belangerによると、言葉の意味を持たないのはマーケティング上まずいという理由から、後付けで 「The Standard for Wireless Fidelity.(無線の忠実度の標準)」というタグラインを付けることになったと語られています


語感から名付けられた「Wi-Fi」ですが、ここまで普及したのはその呼びやすさも大きな理由だったかもしれませんね。


【おすすめ記事】
「インターネットで使われている言語」ランキング! 3位「スペイン語」、2位「ロシア語」、1位は?
「キリ番を踏む」「半年ロムってろ」 Z世代には通じない? 懐かしの「インターネット用語」
インターネットの闇!? Twitterの予測変換が下品すぎる件
インターネットの使い方が楽しく学べる「Google」の子ども向け無料プログラムが大充実!
インターネットは人生を幸せにしているのか?

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 世界を知れば日本が見える

    「民主主義の崩壊」兵庫県知事選、なぜ“陰謀論”が広まったのか。日本が「選挙×SNS」を対策できないワケ

  • ヒナタカの雑食系映画論

    独断と偏見で「2024年のホラー映画ランキング」を作成してみた。年末に映画館で見るならぜひ第3位を

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    韓国の戒厳令、尹大統領はなぜ突然「乱心」したのか。野党だけではない、北朝鮮とアメリカからの影響

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅