インターネットの使い方が楽しく学べる「Google」の子ども向け無料プログラムが大充実!

子どもにインターネットの使い方を教えることは欠かせません。Googleが提供する子ども向けのインターネットリテラシープログラム「Be Internet Awesome」を使って、インターネットの正しい使い方を家族で学びませんか?

Googleの子ども向けのインターネットリテラシープログラム「Be Internet Awesome」でインターネットの安全な使い方を覚えよう


いまや子どもたちの生活にとって「インターネット」は切っても切れない存在となっています。調べ物学習や知的好奇心を育むのに便利なツールである反面、インターネットを使う上で一定のリテラシーがなければ、トラブルに巻き込まれやすいのも事実。

子どもにどうやってインターネットの使い方を教えればいいのか迷っている大人におすすめなのが、Googleが提供する子ども向けのインターネットリテラシープログラム「Be Internet Awesome」です。
 

「Be Internet Awesome」は2017年に開始したプログラムで、現在40カ国、18言語で提供されています。2022年2月8日には日本語版が公開されており、子ども向けの無料オンラインゲームだけでなく、親や教師に向けたプログラムも用意されています。一体どんなプログラムなのかご紹介しましょう。
 

オンラインゲームで5つのトピックが学べる

本プログラムは、子どもたちが安心してインターネットを利用できるように、オンラインで安全に過ごすための基本的な知識を身につけることを目的とし、5つのトピックから構成されています。 
 

Be Internet Smart: Share with Care(気をつけて共有する)
Be Internet Alert: Don't Fall for Fake(にせ物にひっかからない)
Be Internet Strong: Secure Your Secret(ひみつを守る)
Be Internet Kind: Its' Cool to Be Kind(思いやりを持つ)
Be Internet Brave: When in Doubt, Talk It Out(まよったら話してみる)

 

これらは大人にとってもインターネットを利用する上で重要なことですが、無料のオンラインゲーム「インターランド」で楽しく学べるのが本プログラムの魅力の1つです。4つの大陸からなる架空の世界を冒険しながら、ハッカー、フィッシング詐欺、オーバーシェアラー(情報を共有しすぎる人)、いじめっ子と出会う過程で、“最高”のインターネットユーザーになるためのスキルを磨くというゲームとなっています。
 

「インターランド」はブラウザから無料で利用可能

 

大人の筆者も1ステージ遊んでみたところ、いくつかのキーボードを押すだけで遊べるようになっているので、小学生であれば十分楽しめそうな印象です。また、ゲーム内で教えられた内容を最後に復習するような穴埋めゲームもあるので、インターネットの学習をするのにもぴったり。

 

ゲーム内にインターネットの使い方で覚えておくべきことが出てくる

 

例えば、ハッカーから自分の個人情報を守るのに必要なのがパスワードであることを学べ、さらにはパスワードは何文字以上がいいのか、どういった文字を使えばいいのかといった内容も教えてくれます。勉強として学ぶよりも、ゲーム内で楽しく学べるので、子どもたちも覚えやすいのではないでしょうか。

 

おさらいとして最後にクイズが出題されるので記憶に定着しやすい

 

保護者や教師向けのプログラムも無料

保護者向けには、「Digital Wellbeing ファミリー ガイド」を使って、デバイスを使用する方法とタイミング、ソーシャルメディアなどのテーマごとに、話し合いのポイントと保護者向けの注意事項、実際に子どもと対話する際に使えるワークシートを用意。

他にも、YouTube の利用を管理するための家族向けガイドや、楽しみながらインターネットリテラシーを学べる塗り絵やペーパークラフトなど、さまざまなコンテンツが無料で利用できます。

 

「Digital Wellbeing ファミリー ガイド」では、家族で話し合うべきポイントがわかる
 

 

教師に向けたカリキュラムも無料で配布されており、各カリキュラムではワークショップを行って子どもたちの理解を深められるようになっています。複数名で行う前提ではありますが、家庭で子どもと一緒に挑戦してみてもいいかもしれません。
 

Googleでは、子どものインターネットリテラシー向上を目的に、株式会社ARROWSと協力して、2019年度より中学校、高等学校向けに教材提供を開始しているそうです。教師向けの進行台本、児童、生徒向けの動画、ワークシート等が授業1回分として、パッケージ化されており、利用した教師と生徒のアンケート結果をもとに、より使いやすくバージョンアップを重ねています。
 

学年が上がるにつれ、子どもたちがインターネットに触れる機会はどんどん増えていきます。インターネットの使い方なんて学校に任せればいいと思っている人も、Be Internet Awesomeを活用して子どもと一緒に安全なインターネットの利用方法を学んでみましょう。




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【関連リンク】
「Be Internet Awesome」
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