「これぞ朝ドラ」と好評のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。第3週では幼きヒロイン・舞が飛行機への思いを募らせるエピソードが描かれました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3週「がんばれ!お父ちゃん」あらすじ
五島から東大阪への帰路、初めて乗った飛行機にすっかり魅了された舞(浅田芭路)。そんな舞に、父・浩太(高橋克典)は自分の夢が飛行機作りだったことを伝えます。母・めぐみ(永作博美)から、浩太が飛行機部品のネジを作る夢を諦めていないと聞きうれしくなる舞。模型飛行機を自作しようと、作り方の本を探しに幼なじみの高司(齋藤絢永)が通う古本屋を訪れます。
浩太にコツを教わりながら、模型飛行機作りを進める舞。工場の経営が芳しくなく元気がない父のために、彼が大好きな飛行機が飛ぶ姿を見せて励ましたいという思いがありました。同級生の望月久留美(大野さき)もまた、仕事が見つからず塞ぎがちな父・佳晴(松尾諭)を励ますため、高司が見守る中、舞とともに模型飛行機を作ることに。
一方、浩太も一念発起し、長年の夢だった飛行機作りにつながる特種ネジの製造に着手。舞たちは浩太たちに完成した模型飛行機を飛ばせて見せます。空高く舞い上がる模型飛行機に顔をほころばせる面々。飛行機作りがしたいという夢を見つけた舞に対し、浩太は「いつかお父ちゃんと一緒にジャンボジェット飛ばそか」と話します。
それから年月が経ち、時は2004年4月。航空工学を学ぶ大学生へと成長した舞(福原遥)。訪れた人力サークル「なにわバードマン」が、舞にとって運命の出会いとなるのでした。
情(人)景(世界)描写の丁寧さが圧巻
舞が模型飛行機作りを通して幼なじみの高司や久留美との仲を深めていく過程に加え、工場の経営に奮闘する浩太、多くの人の中で生きることに苦悩し詩をしたためる古本屋店主・八木巌(又吉直樹)ら大人の苦悩や葛藤も描かれた第3週。
Twitterでは、「丁寧な脚本演出で見ていてとても清々しい。お父さんの図面ものへの着手と、舞の模型飛行機の同時進行、久留美と父の関係性とか、すごいなぁ」「『カーネーション』以来の、作り手や経営者の苦悩を丁寧に描いているのがとても良い」「何をするにも臆病だった舞ちゃんが、自分で考え発言・行動し、知らず知らずのうちに周りの人の背中を押し、良い影響を与える存在へと成長していて感動。心があたたまった!」などのコメントが寄せられています。
一方、いよいよ大人パートがスタートするも、1994年から2004年に一気に時間が進んだことで、95年の阪神淡路大震災についての話題が続出。「どう乗り切ったかも見たかった」「そもそも今回は震災からの復興の話ではない」「壊滅的な神戸の受け皿として東大阪には注文が殺到したのでは。街は壊れてないし、震災特需があった描写なんて、みんなを不幸にすると思う」など、震災描写の有無についてさまざまなコメントが飛び交っています。
第4週は「翼にかける青春」。人力飛行機サークル「なにわバードマン」に入部した舞は、設計担当の刈谷(高杉真宙)やパイロットの由良(吉谷彩子)たち個性的な先輩たちとともに、琵琶湖を飛ぶ人力飛行機「スワン号」作りに取り組みます。久留美(山下美月)や高司(赤楚衛二)、兄・悠人(横山裕)らも大人パートのキャストも登場。飛行機作りを軸に、どんな物語が展開されていくのか期待です。
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