「婚活」の落とし穴 第3回

コロナ禍で「稼ぐ男」の意識が激変!? 年収1500万男性の事例に見る婚活市場の最新トレンド

変わりゆく「婚活」の最新事情について、婚活アドバイザーの植草美幸が徹底分析するシリーズ【婚活女子の市場価値】。連載第2回は、コロナ禍で婚活現場がどのように変化したか、最新トレンドをご紹介します。

変わりゆく「婚活」の最新事情について、婚活アドバイザーの植草美幸が徹底分析するシリーズ「婚活女子の市場価値」。第2回は、結婚相談所を訪れる男女のカウンセリングから見えてくる婚活の現場のトレンドと、驚きのエピソードをお話しします。
 

コロナ禍で男性の「家事意識」が変化した結果、起こったこと

以前は、男性に“しっかり”働いてもらうのを前提に「自分も働く」という女性が一般的でした。それが最近では、家庭的な男性と結婚し、子どもができたら保育園の迎えや食事の世話などもすべて一緒にやってほしいといい、それを受け入れる男性もまた増えてきました。


こうした女性のニーズに応えられる「家事意識高め」男性が増えてきたのは、コロナ禍の影響であることは前回も少しお話ししました。外出などの行動制限で初めて自炊を経験した男性は多いでしょう。
 

出前に飽きて自炊を始めたところ料理にハマり、ベランダで家庭菜園を始めてミニトマトやキュウリ、ハーブなどを収穫するようになったという凝り性の男性会員さんもいます。こうして男性の家事意識が高まったことで結果的にマッチングしやすくなったというのが、最近の傾向として挙げられます。


とはいえ依然として女性の負担が大きいカップルが多く、完全に男女逆転したケースは少ないのですが、「できる人がやる」という気持ちがあるだけでも女性にとっては好印象です。
 

在宅勤務の増加で選択肢が広がった?

コロナ禍を経て、リモートワークを推奨する企業に勤務している会社員の多くは出社頻度が減りました。会社の近くに住む必要性が薄れ、家賃の都合で郊外に引っ越したという例も耳にします。


また、オンラインでの会議や飲み会に慣れると、お見合いをオンラインで行う抵抗感も薄れ、結果として地方や海外在住の人との出会いも選択肢のひとつになったのは大きな変化といえます。


お見合い時に居住エリアが離れていても、成婚したらどちらかが引っ越しをすればOKというスタンスの人も増えています。今回は、実際に男性が移住したケースをご紹介しましょう。

 

マッチング事例 | 関西圏の女性と成婚、自宅を売却して移住した男性

年収1500万円のキョウヘイさん(仮名 ・38歳)は、神奈川県在住の会社員。彼もまた、コロナ禍以降、毎日出社する必要がないライフスタイルで働いていました。一方、年収450万円のカナさん(仮名・33歳)は大阪在住で、職業柄、毎日出社の勤務スタイル。お見合いを経て意気投合した2人のハードルは「住む場所」だけでした。
 

キョウヘイさんは神奈川県に自宅を購入していましたが、不動産価格高騰の流れで高く売却できそうな目論見もあり、不動産相場が安い大阪郊外への移住に前向き。リモートワークがメインとなり住む場所へのこだわりがないことも手伝って、大阪移住を選択して成婚に至りました。


この事例のように「稼ぐ男のフットワークがよくなった」のは、コロナ禍がきっかけといえるでしょう。


逆に、「海外転勤」がある男性は婚活市場で苦労を強いられるようになりました。5~6年前までは、夫の海外転勤に帯同するのは女性にとって憧れの対象でした。それがコロナ禍で海外渡航が気軽にできなくなったことに加え、結婚後も仕事を続けたい女性にとっては大きなハードル。最近は成婚しても男性がひとりで海外に行くケースも増えました。女性は日本に残って働き続けたいし、男性も「ついてきて」と言いません。「稼げる男性についていく」結婚は、少なくなりました。

 

「いつも一緒」じゃなくていい!? 新しい婚活と結婚生活

海外転勤は「男性だけで」と考える女性が増えた背景には、Zoomなどオンラインで顔を見ながら会話できるツールの普及とも関係しています。会うのは週末だけ、あるいは長期休みの短期間だけだとしても、毎日オンラインで会うことができるのでコミュニケーションロスにはならないのです。
 

別居婚や週末婚であれば「そもそも結婚する意味はある?」と、同居前提世代は疑問に思うようですが、結婚の目的は「安心感」。決まったパートナーがいることで、将来像が描けて精神的な安定も得られます。一緒に過ごす時間が短くても、濃い会い方、濃いコミュニケーションができれば十分、むしろ毎日ダラダラ一緒にいるよりもいいと考える人も珍しくなくなりました。コロナ禍は人々の結婚観にも大きな影響を及ぼしたといえますね。


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