実は“まだ読んでいない”名作ランキング! 3位は夏目漱石『吾輩は猫である』、同率1位の名作とは?

大きな声では言えないけれど、実はまだ読んでいない名作ランキング! 読んでいて当然、と思われるような数々の名作の中から、今さら言えない“実は読んでいない”作品を回答者のコメントとともに紹介します。


All About編集部は、全国の10〜70代の男女316人を対象に、「読書」についての独自アンケート調査を実施しました(調査期間:2022年9月20日〜10月3日)。今回は、“実はまだ読んでいない”名作ランキングを発表します。

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第3位:『吾輩は猫である』/夏目漱石 

夏目漱石のデビュー作、『吾輩は猫である』が3位。猫の目線で見た人間の姿を、猫の一人称で語る人間観察日記は、発表から100年以上たった現在も読み継がれている名作です。

回答者からは、「冒頭の文章があまりにも有名な作品ですが、まだ読んだことがありません。冒頭の文章だけでなんとなく読んだ気になってしまっているのが原因かもしれません。いつかはちゃんと読みたいです(29歳女性)」「ポピュラーすぎて読む気が起きない(66歳男性)」「当たり前すぎて読むのが後回しになってしまっています(58歳男性)」など、あまりにも有名な冒頭の文章だけで、読んだような気分になってしまったという人も意外と多いのかもしれません。

中には、「有名なタイトルですが、犬派なので読んでいません(49歳女性)」など、もしかすると読者は猫派が多いのでは……と懸念されるようなコメントも寄せられました。
 

同率1位:『人間失格』/太宰治 

同率1位は、太宰治の『人間失格』でした。「恥の多い生涯を送って来ました」とつづられる「第一の手記」をはじめ、随所に強烈なインパクトが散りばめられた太宰治の代表作です。

回答者からは、「1度読んでみたいと文庫本は購入していますが、周りの方から『面白いが気分が沈んでしまう』という話を耳にしたので中々読めずにいます(24歳女性)」「有名な作品なので興味はあるが、とても暗い気持ちになりそうだから(35歳女性)」「何度も映像化されるなど大枠は知っていますが、どうも暗い内容の気がしてなかなか手に取って読もうと思わないまま、生きてきました(52歳男性)」など、読むと気分が沈んでしまいそうで勇気が要るという声が多く集まりました。

また、「私にはまだ早い(29歳女性)」という20代からの声も。さらに「老後の楽しみに残してある(50歳女性)」「太宰の名は高いものの、良さがわからないまま学生時代を卒業してしまい心残りがある。人生の苦さを味わった今ならば共感できる気がする(54歳女性)」という、まさにこれからが“読みどき”という50代からの声もありました。
 

同率1位:『ノルウェイの森』/村上春樹

同率1位は、村上春樹の『ノルウェイの森』(講談社)でした。5作目の長編小説となる『ノルウェイの森』は1987年に刊行され、上下巻合わせて累計発行部数1000万部を超える世界的大ヒットを記録しました。「ベストセラーすぎるから(51歳女性)」「有名すぎてかえって読みたくなくなって、読んでないです(56歳女性)」など、あまりにも有名な作品のため、読んでいないとの声もありました。

中には、「ノルウェイの森に限らず村上春樹さんの作品は実は一つも読んだことがありません。前評判を聞きすぎてハードルが上がってしまい、読んでみて思っていたのと違ったら…と思うとなかなか手が出せなくなってしまいました(32歳女性)」など、他の人の解釈や評判を見て読みづらくなってしまったという人も。

さらに、「上下巻あるから(31歳女性)」「何となく読んでいないだけであるが、いつでも読めるだろうということで先延ばしにしているだけ(53歳男性)」などの声もありました。


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※回答者のコメントは原文ママです


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