10月9日はマカロンの日!
マカロンを立てて横から見ると「1」、置いて上から見ると「0」に見えること、また「9」が吉兆のシンボル勾玉の形に見えることにちなんで、全日本マカロン協会によって制定されました。
今回は「マカロン」と「トゥンカロン」の違いなど、「違いの分かる人」になれるマカロンの豆知識をご紹介します。
「マカロン」と「マカルーン」の違い
マカロン(macaron)とは、卵白と砂糖とアーモンドを使ったフランスを代表する焼き菓子のこと。イタリアのお菓子「アマレッティ(Amaretti)」が原型とされています。
フランス各地で様々な種類がありますが、日本でマカロンという場合、「マカロン・パリジャン」を指すのが一般的です。
泡立てたメレンゲに砂糖やアーモンドパウダーを加えて焼き上げた2枚の生地で、クリームやガナッシュを挟んだもの。パリのパティスリー『ラデュレ』が発祥とされています。
一方のマカルーン(macaroon)は、イギリス式マカロンとも呼べるお菓子で、アマレッティに似たクッキータイプのマカロン。表面に皮むきアーモンドが載せられているのが特徴です。
また、アメリカではココナッツを使う「ココナッツ・マカルーン」も一般的です。
「マカロン」と「まころん」の違い
まころんとは、メレンゲに落花生などを加えて焼いた和菓子のこと。西洋から伝わったマカロン(アマレッティ)が、日本独自の発展を遂げたものとされています。
日本に伝来した時期や経緯はわかっていませんが、太平洋戦争前にはすでに販売されており、当時はアーモンドが入手困難だったため代わりに落花生を用いたといわれています。
「マカロン」と「トゥンカロン」の違い
トゥンカロンとは、マカロン・パリジャンをアレンジした韓国発祥のお菓子。
語源は韓国語の「トゥントゥンイ(太っちょ)」と「マカロン」を掛け合わせたもの。その名の通り、マカロン・パリジャンよりもクリームたっぷりで、フルーツやチョコレートなどをサンドするものもあります。
SNS映えする見た目もあって、韓国発のスイーツとして近年日本でも流行しつつあり、セブンイレブンなどのコンビニでも商品化されています。
意外に奥深いマカロンの世界。ぜひこの機会に、食べてみてはいかがでしょうか。
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