10月1日はコーヒーの日!
コーヒー国際協定が定めるコーヒーの新年度が、コーヒー豆の収穫・出荷時期に合わせて10月からになっていることにちなんで制定されました。
今回はドリップとサイフォンの違いなど、「違いの分かる人」になれるコーヒーの豆知識をご紹介します!
「ペーパードリップ」と「ネルドリップ」の違い
ペーパードリップとは、漏斗型のドリッパーに漉紙をセットして、上からお湯を注ぐ抽出方法。
ドイツのコーヒー機器メーカー、メリタの創業者が特許を取得して創業したのがはじまりとされ、身近なコーヒーの淹れ方として普及しています。
一方のネルドリップとは、紙でなくフランネル布をフィルタにする抽出方法。紙に比べて油分が抽出されやすいため、口当たりが滑らかかつしっかりした味わいになります。
「ハンドドリップ」と「サイフォン」の違い
ペーパードリップもネルドリップも、フィルタに上からお湯を注いで抽出するので「透過法」とされ、どちらも手で抽出することからハンドドリップと呼ばれます。
一方、サイフォンとは、蒸気圧によって押し上げた高温のお湯をコーヒー粉に浸す「浸漬法」で抽出する器具、およびその抽出方法のこと。
透過させるハンドドリップに比べて、浸漬させるサイフォンは豆の風味がしっかりと抽出されて、味わいもより濃いものになります。
また、抽出する温度が高いので香り立ちも強く、手作業ではないため味の再現性も高いという特徴もあります。
「マキネッタ」と「パーコレーター」の違い
キャンプなどのアウトドアで、直火で手軽に美味しいコーヒーを淹れられることで人気の「マキネッタ」と「パーコレーター」ですが、どう違うのかご存じでしょうか。
マキネッタとは、イタリアのビアレッティが発明した、沸騰した水の蒸気圧で抽出する、ポット型の直火式エスプレッソ・メーカー。
一方のパーコレーターは、フランスで考案されてアメリカで普及した、ポット型のコーヒー器具。ポットの内部で圧力によって循環させたお湯が、シャワーのように降り注ぐことで抽出します。
ポット型で直火式という点は同じですが、中の仕組みは異なり、マキネッタはエスプレッソであるのに対して、パーコレーターはドリップコーヒーであるという違いがあります。
淹れ方も奥が深いコーヒーの世界。この機会に、味わってみてはいかがでしょうか。
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