「加熱食肉製品」のベーコンなら、そのままでも食べられる!
今回は伊藤ハム「朝のフレッシュ(R) ハーフベーコン」を購入しました。まずは商品の裏面をチェックしてみます。
原材料を示す表の上に「そのままでも召し上がれます」の表記が!
そうなんです。「加熱食肉製品」とは、製造過程ですでに加熱済みのもの。そのためパッケージ裏面に「加熱食肉製品」との表記があるベーコンなら、そのままでも食べられるんです。
実際に伊藤ハムの公式サイトにも、「商品パッケージに『加熱食肉製品』と表示されているものは、すでに製造工程において加熱をしていますので、そのままでもお召し上がりになれます」と案内されています。
「ブロックタイプ」のベーコンも加熱しなくていいの?
では、スライスではなくブロックタイプのベーコンはどうでしょうか?私鉄系スーパーマーケットで購入した、Vマークバリュープラスの「ベーコンブロック」。こちらもパッケージ裏面をチェックしてみましょう。
先ほどと同様、こちらも「加熱食肉製品」であり、下部に「加熱せずにそのままでもお召し上がりいただけます」の文字がありました。好きな大きさにカットした後、そのままでも食べられるということですね。
一般的なスーパーのチルドコーナーにあるベーコンは基本的には「加熱食肉製品」で、そのまま食べられます。しかし、中には注意が必要なベーコンもあるんです。
そのまま食べるには注意が必要な商品もあり
例えば、「無塩せき」と書かれたベーコン。ハムやベーコンは製造の際に塩漬けの工程がありますが「無塩せき」とは発色剤を使わずに塩漬けしたもの。
発色剤は肉の色や風味を保つほか、食中毒を引き起こす菌に対して抑制する作用がありますが、できるだけ添加物の摂取を減らしたい人に向け、シンプルな材料で作られた無塩せき商品も増えてきています。
無塩せきベーコンの場合は、そのままで食べるなら開封直後のみに留めておいた方が安全です。グリーンマークの商品では「開封時ならそのままでも食べられるが、開封後は2日以内に加熱調理」をすすめています。
この他、ベーコンと似た「パンチェッタ」や「グァンチャーレ」などもあります。これらは豚肉ブロックを塩漬けしたイタリア生まれの加工食品。塩漬けによる熟成のみで、加熱していないものが多いので注意が必要です。
いずれも、そのままで食べる場合はパッケージ裏面をチェックし「加熱食肉製品」や「そのままでも食べられます」と書いてあるもののみにしてくださいね。
面倒な調理不要! 「サラダスープ」でベーコンをそのままおいしく
最後に、開封直後のベーコンを使った「サラダスープ」を紹介します。ハムよりも脂分が多いベーコンなので、スープにコクが増します。フライパンや鍋を使わずに作れるので、忙しい朝にもおすすめです。
◆材料(1人分)
・ベーコン(ハーフタイプ)1枚
・カットサラダ(レタス、パプリカ、玉ねぎなど) 30g
・顆粒コンソメ 小さじ1
・熱湯 150ml
◆作り方
1:ベーコンは包丁またはキッチンハサミで食べやすい大きさにカットする
2:スープ用の器にコンソメと熱湯を入れ、溶かす
3:【2】に【1】とカットサラダを入れる
ベーコンをそのままで食べるなら「開封直後」にしよう
上記で紹介した全ての商品に言えることですが、無塩せきかどうかなどにかかわらず、ベーコンをそのまま食べたいときは「開封後すぐ」がおすすめ。数日たってしまった場合は加熱調理で食べ切るようにしましょう!
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