季節の変わり目、何を着ていいか悩みますよね。プライベートはもちろんですが、仕事服はなおのこと。しかも会社によってオフィス服の決まりごとやルールはさまざま。All About編集部では、全国に住む10~60代の男女500人を対象に、通勤服に関するアンケート調査を実施しました。
回答の中から、今回は「オフィスカジュアル」にまつわるエピソードをピックアップしてご紹介します。
上司に怒られた……「オフィスカジュアル」が分からない若者たち
よく耳にする言葉ですが、実は定義があいまいな「オフィスカジュアル」。カジュアルでありつつも、オフィスで仕事をするシーンにふさわしい通勤服というのが一般的な認識です。それが新社会人にとっては難しいようで……
「『新入社員だからちゃんとしない』と言われることが多いんだけど、『ちゃんと』ってどういう意味かわからない(20代・男性)」
「会社の通勤服について『人が不快に思わない服』というルールがありますが、不快かどうかをどう判断すればいいのか良く分りません(20代・女性)」
「短パンはNGだが七分丈はOK、のどこが線引きのラインなのかわからない(20代・男性)」
「ほぼスーツのようなファッションで出勤している人もいるし、デニムを着ている女性もいる。チェック柄のワンピースも金髪の人も……。もはやなんでもありの雰囲気なんですけど(30代・女性)」
基準があいまいということに加え、そもそも先輩たちの服装もバラバラで、誰を手本にすればいいか分からないという声もたくさんありました。
ベテラン社会人にとってはツッコミ要素満載、新人たちの服選び
一方で、新人たちの悩みを知ってか知らずか、ベテラン社会人たちからはこのように見えているようです。
「オフィスカジュアルを自分で選べず、新社会人になる際に母親にすべて選んでもらったという新人がいて驚きました(30代・女性)」
「オフィスカジュアルのルールがある会社で、社会経験のないバイト学生が、破れたジーンズ、お腹までのブラトップ、パーカーで来た(40代・女性)」
さすがにこれは……温度差がすごい「オフィスカジュアル」
中には、自分なりのルールを作る人、開き直る人(?)も。
「ビジネスカジュアルが解禁となった時期に、いきなり袴姿で出勤してきた人がいました(50代・男性)」
「服装規定の説明でジーンズやサンダルが駄目という説明は受けたが、ジャージは駄目だと言われていないという理由で、会社に上下ジャージ姿で出勤してきた人がいました。ジャージはオフィスカジュアルには該当しないと思うのですが、その人は、具体例に含まれていなかったからジャージは可と判断したと言っていました(30代・女性)」
「通勤服を毎日選んで準備するのが面倒だから、という理由で全く同じ服を数着購入し、ほぼ毎日同じ服で通勤してくる方がいました(30代・女性)」
「人によって基準がバラバラで、遊びに行くような服装で会社に来る人もいます。スーツ着用を義務づけなくても、襟付きシャツ着用とか、Tシャツだけはだめとか決めてもらえたらラクだなと思います(40代・女性)」
「職場に着いたら着替えるのでラフなTシャツとジーパンで行ったら、教育部の人に『今年の新入社員は新入社員らしくない』と言われた。ガンダム肩パッドに青アイシャドウ、巻き上げた前髪のあなたに言われたくないよと思った(20代・男性)」
職種や社風によっても温度感に差がある「オフィスカジュアル」。社会人歴が長くても人によって解釈に差があることが分かります。「オフィスカジュアル」は、自由度が高い一方で、価値観の違いによって相手を不快にさせてしまうことも。ある程度ルールが決まっている方がいいという意見があるのもうなずけますね。
※コメントは回答者の原文ママです
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