帝国ホテルでは、食品ロス削減を目指す取り組みとして新たなサンドイッチ用食パンを開発。10月1日から「帝国ホテル 東京」のホテルショップで販売を開始します。
新食感の「耳まで白い食パン」。開発の背景は?
新たなサンドイッチ用食パン「耳まで白い食パン」は、従来よりも低温でじっくり焼成することで、よりしっとりとした食感に仕上げたもの。耳まで白くやわらかいのが特徴です。
帝国ホテルでは見た目の美しさと食感を追求するため、食パンの耳を切り落とした上でサンドイッチを提供してきました。切り落とした耳は具材が付着しているなどの理由で別の料理への再利用が難しく、廃棄量は年間約2.5トンに達していました。
この問題を解決するため、同ホテルでは約半年間の試行錯誤を経て、切り落としや廃棄が不要になる「耳まで白い食パン」を開発。にんじんのピューレを入れた「黄色い食パン」も用意し、彩りの良さはそのままに、環境に配慮したサンドイッチへリニューアルすることになりました。
これらの食パンは、10月1日から「帝国ホテル 東京」1階のホテルショップ「ガルガンチュワ」のサンドイッチに導入を開始。4種類の具材をはさんだ「サンドイッチ」(2268円)や、パン製のバスケットに4種類のサンドイッチとフルーツを詰め込んだ「ガルガンチュワサンドイッチ」(1万5120円)で味わうことができます。
今後は他のレストランや宴会のメニューにも導入を拡大し、2023年度中には「帝国ホテル 東京」で提供する全てのサンドイッチからパン耳の廃棄をなくす見込みです。
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