メルカリを使っていて困ったこと、モヤっとしたことはありませんか?
All About編集部が2022年9月、全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート」結果によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。今回はその中から、「同じ人が何度も『いいね!』をしてくる」問題について、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが回答します。
メルカリの「いいね!」は「とりあえず感覚」ですることが多い
メルカリを見ているときに「ああ、これいいな」と思っても、すぐに購入手続きをする人はそう多くはありません。ずっと探していて価格も妥当と思える商品ならその場で即購入しますが、多くのユーザーは「いったん考えよう」と思うからです。その時にするのが「いいね!」です。
「いいね!」をすることで、マイページの「いいね!一覧」で一括管理ができるので、商品を検索し直さなくても価格や商品の状態などの比較ができるようになります。このような便利さもあって、「買うかどうか分からないけれど、とりあえず」感覚で「いいね!」をすることも多々あります。
お題にあるように「いいね!」を何度もするということは、「いいね!」をしたり外したりを繰り返しているということ。まずはせっかく「いいね!」をしたのに、それを外す理由を考えてみます。
「いいね!」を外す理由
■やっぱり欲しくなくなった
メルカリの「いいね!」は、とりあえずの感覚ですることもありますが、「勢い」でしてしまうこともあります。例えば、ちょうど今探していた商品が表示された場合です。でも、その瞬間は気になる商品になったとしても、後になって冷静に考えたらやっぱり必要ないと思うこともあります。そうなると「いいね!」は外されてしまいます。
■他で買ってしまった
欲しい商品は「楽天ラクマ」や「PayPayフリマ」「ヤフオク!」などメルカリ以外のフリマアプリやオークションサイトでも出品されていることがあります。メルカリに出品されている商品よりも状態が良かったり、価格が安かったりすれば、他で買った方が得ですよね。手に入れば「いいね!一覧」で管理をする必要がなくなります。
もう一度「いいね!」をするのはなぜ
「いいね!」を一度外したにもかかわらず、再びする理由は、「また欲しくなった」に尽きると思います。ただ、他にも同じような商品があるので、出品者は「またいいね!をしたの?」と少々不可解に思うでしょうけれど、これには理由があります。
■気になる商品が、たまたま同じ商品だった
欲しいなと思って「いいね!」をした後で、その熱が冷めてしまうこともありますよね。でも、もう1度「ほしいな」と思うことも。例えば、ネット上でその商品を見てしまうと、「ああ、やっぱりほしい」と感じてしまうことはありませんか?
そうなるとメルカリで探して、「いいね!」をすることもあります。その商品がたまたま以前「いいね!」をした商品と同じだったこともあるかもしれませんね。あるいは同じ商品と認識している可能性も考えられます。いずれにせよ、メルカリで商品を探していたら見つけたという流れです。
■商品が気になり出したので、閲覧履歴から探して「いいね!」した
「そういえば、前にいいね!していたな」と思って閲覧履歴から探すこともあるでしょう。閲覧履歴は3カ月以内に見た商品が約200件残りますから、その商品を見てから時間があまり経過していなければ、閲覧履歴から見つけられます。
「いいね!」をしては外すのを繰り返されると、出品者としては疑問に感じてしまうこともありますよね。場合によっては「嫌がらせなの?」と思ってしまうこともあるでしょう。でも商品が気になっているからこそ「いいね!」をすると思ってみてはどうでしょうか。「いいね!」をするだけでは特にトラブルは起きないので、そっとしておくのが良いかもしれません。
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