7月27日は、スイカの日!
夏においしいスイカの縞模様が綱に見えることから、7月27日が “夏の綱”、「な(7)つのつ(2)な(7)」と読めることにちなんで制定されました。
今回は、赤いスイカと黄色いスイカの違い、スイカ割りの公式ルールなど「違いの分かる人」になれるスイカの豆知識をご紹介します!
「赤いスイカ」と「黄色いスイカ」の違い
果肉が赤いスイカと黄色いスイカは、カロテノイドという色素のバランスが違います。赤いスイカはリコピンが多く、黄色いスイカはベータカロチンやキサントフィル類が多いのが特徴。
品種によっても異なりますが、一般的に赤いスイカはしっかりとした甘さ、黄色のスイカは上品な甘さとされています。
ちなみに、現在では黄色いスイカの方が珍しいため、赤いスイカに手を加えたものが黄色いスイカ、と思いがちですが、実際は逆。
フルーツとして食べられる前の時代のスイカの果肉は黄色でしたが、それが品種改良によって赤くなりました。
「スイカに塩」最初にやったのは千利休?
スイカに塩をかける食べ方が一般的に広まったのは江戸時代。諸説ありますが、最初にかけたのは茶道の祖である千利休ではないかといわれています。
当時のスイカは今ほど甘くなかったため、もてなしとして砂糖をかけていました。しかし、千利休が飛喜百翁という友人を訪問した際「スイカにはスイカの味がある」として、砂糖のかかっていない部分だけを食べたという逸話が残っています。
また「ひとつまみの塩をかけて食べた方が甘みが引き立つ」と提唱したという文献も。最初かは定かではありませんが、千利休もお気に入りの食べ方だったようです。
スイカ割りの公式ルールは「1万円」が必要?
スイカ割りにも公式ルールがあることはご存じでしょうか。1991年に「日本すいか割り協会」が制定。スイカとの距離や棒の長さ、使用するスイカまで細かく定められています。
さらには「目隠しの確認作業のため、1万円札を競技者の前に落とす」というルールも! 反応したら見えている、ということでしょうか……!
ただし、日本すいか割り協会は現在では解散。代わって「日本すいか割り推進協会」が定めたルールが公式とされています。
こちらは1万円を用意する必要はなし。これでお子さんが「俺、スイカ割りのプロになる!」と言い出しても、初期費用は安く済みますね。
夏においしいスイカ。ただ食べるだけでなく、塩をかけたり、スイカ割りしたり、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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