メルカリを使っていて疑問に思ったこと、モヤッとしたこと、ありませんか? メルカリに関する素朴な疑問を、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが解説します。
今回のお題は「値下げ交渉歓迎とプロフィールに書いているのに値下げ不可とする出品者について」です。いったんどんな理由でそんなことをするのでしょうか?
「値下げ交渉歓迎」がどこに書いてあったのかがカギ
メルカリでは値下げ交渉がよく行われています。出品者のプロフィールにも、「値下げ交渉大歓迎!」と書かれていることがありますよね。そうなると、購入希望者は出品者に交渉しようと考えますが、いざコメントを送ったら「値下げできません」と言われてしまうこともあります。
考えられる理由は、商品によって値下げの可否を判断しているためです。プロフィールに書かれていたら、出品者の全ての商品が対象になると考えるのが一般的ですが、中には値下げができない商品があるかもしれません。例えば送料と販売手数料を考えたら、ギリギリの価格で出品しているものです。
ただしそのような商品の場合、出品者の多くは「これ以上の値下げはできません」と商品説明に書いています。これはプロフィールと商品説明を別に考えているからです。1つの商品においては、商品説明に書かれていることが出品者の意思と考えて、それを優先した方が間違いないでしょう。そのため今回の「値下げ交渉歓迎」がどこに書いてあったのかが重要になってきます。
商品説明に「値下げ交渉歓迎」と書かれていたとしたら
もし商品説明に「値下げ交渉歓迎」と書かれていたのに、値下げができないと言われてしまったならば、出品時と事情が変わったのだと考えられます。最も有力な理由が、何度か値下げをしていて最終価格になっていることです。値段を下げた時に商品説明までは目が届かず、「値下げ交渉歓迎」が残ってしまったのかもしれません。販売価格と大まかな送料、販売手数料を計算していくと、これ以上値下げはできないと思ってしまうこともありますからね。
出品者にクレームは言わない方が良い
「値下げ交渉歓迎」と書かれているのに実際は不可だったら、出品者に文句の1つも言いたいところでしょう。モヤッとするかもしれません。しかし文句を言ったところで交渉を受け入れてくれるとは思えませんから、そのままの値段で買うか、他の出品物を探した方が良いでしょう。
購入希望者としては、値下げ交渉が歓迎されていると思うと、思い切った価格で交渉したくなるものです。もちろん値段が下がることを期待しますよね。でも出品者から「値下げができない」と言われてしまうこともあり、なんだか悔しい思いになってしまいます。でも、そういうこともあると思って、スルーしていく技術も必要かもしれません。
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