All About編集部が全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート調査」によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。
今回はその中から、「プロフィールの内容」についてネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが解説します。
プロフィールに書かれているのは出品者の情報
メルカリのプロフィールには、出品者の情報が書かれています。と言っても、名前や住所などの個人情報ではありません。メルカリを始めて間もない人であれば、「メルカリ初心者です」と書くこともありますよね。また取引上で気をつけてほしいことを書くユーザーも少なくありません。
コメントの返信が遅くなること、発送が週末になってしまうことなど、購入前に他のユーザーに読んでほしいことを書いておく場所がプロフィールです。
購入する側は出品者のプロフィールを読んで、そこに書かれていることに従いながら商品を購入しています。例えば「コメントしてから購入」とあれば、出品者にコメントを送り、出品者の返事があってから購入するのはよくあることですよね。
長いプロフィールを目にすると、読みたくないと思ってしまう
多くのユーザーはそれほど長い文章を書かないですが、中には何度もスクロールしなければならないほど長いプロフィールを書いている人もいます。プロフィールを読む側にとっては「長いな……」と思ってしまい、ゲンナリしてしまうこともあります。
しかも内容はあまりポジティブなことではなく、厳しい注意事項や出品者の独自のルールであることも少なくないですよね。そうすると、なんとなく「この出品者は面倒くさそうだなぁ」と思ってしまうユーザーがいるのは事実ではないでしょうか。
なぜプロフィールが長くなるのか?
■過去にトラブルがあった
プロフィールには「取引をする際の注意事項」が書かれているので、出品者からすれば「これは守ってくださいね」というメッセージになります。注意事項がたくさんあれば、その分文字数が増えるので、プロフィールも長くなってしまいます。
内容が出品者独自のルールの場合、おそらく過去に何らかのトラブルがあったのだと推測されます。あるいは、取引に発展しなくても、少し嫌な思いをしたのかもしれません。筆者も過去に値下げ交渉で嫌な思いをしたことがあるので、プロフィールには「値下げ交渉の時には具体的な金額を提示してください」と書いてあります。
■マイナス評価の言い訳
メルカリでついた評価が、今後の取引に影響することも少なくありませんから、なぜマイナス評価がついたのかを淡々をプロフィールに書くことがあります。自分は悪くないという主張が多いですが、読んでみると確かに出品者には非がないように感じられることもあります。プロフィールに書いたことが、取引にプラスに影響することもありますね。
箇条書きにすると、読みやすくなる
プロフィールが長いと、購入したいユーザーの気持ちが後退してしまうことがあります。先ほど書いたように、「面倒くさそうだな」と思ってしまうからです。プロフィールの内容はきちんと伝えたいけれど文章を長くしたくない場合には、箇条書きにすると見やすくなります。ポイントを押さえて伝えたいことだけを書くことによって、読みやすくなりますよね。
長いプロフィールを書いている時は、もしかしたら感情的になっているのかもしれません。少し冷静になって伝えたいことをまとめ、見やすいプロフィールにすることも大切です。
プロフィールが長くても、目を通した方がトラブル防止になる
メルカリのプロフィールは、文字数が1000文字までと決まっています。その中で自分の主張をすることになりますが、1000文字をフルに使うと長いと感じられてしまうこともあるでしょう。一方でプロフィールには大切な情報が書かれているので、取引をする場合には必ず読みたい部分でもあります。読まずに購入したばかりに、出品者とトラブルになることもありますからね。
出品者は伝えたい内容を箇条書きにしてできるだけ見やすい形にする、購入希望者はプロフィールをしっかり読んで相手の言いたいことを理解する。両者にとってスムーズな取引にするには、お互いに歩み寄ることも必要になってくるのではないでしょうか。
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