6月28日はパフェの日!
蒸し暑くなってきて、冷たいパフェが食べたくなってくる頃ですよね。そこで今回は、パフェとサンデーの違いなど、知っているともっとパフェが美味しくなるパフェ用語をご紹介します!
パフェの日は野球の「完全試合」からきている
パフェの日が6月28日なのは、ちょうど食べたくなってくる頃だから、ではなく、実はプロ野球に由来があります。
パフェの語源であるフランス語の「パルフェ」がパーフェクトという意味であることから、1950年の6月28日に日本のプロ野球ではじめて完全試合(パーフェクトゲーム)が達成されたことにちなんで制定されました。
ちなみにその試合で完全試合を達成したのは、巨人の藤本英雄選手。32歳1ヶ月での達成は史上最年長記録であり、いまだ破られていません。
また、相手チームはその1年しか存在しなかった幻の球団・西日本パイレーツ。翌年には西鉄クリッパースに吸収合併され、西鉄ライオンズ(現在の埼玉西武ライオンズの前身)になりました。
「パフェ」と「パルフェ」の違い
パルフェとは、フランス発祥のスイーツで、卵黄、生クリーム、砂糖を混ぜて冷やして固めたもの。
アイスクリームに似ていますが、途中で撹拌する手間がないのが特徴。ソースや、冷やした果物を添えて提供するのが一般的です。
このパルフェが日本に伝わり、フルーツパーラーで提供されたフルーツをふんだんに使った「フルーツパフェ」を経て、またアメリカ発祥である「サンデー」の影響も受けて発展したものが、現在のパフェだとされています。
ちなみに、フランスにおけるパフェは「クープ」。パルフェとは別物なので、ご注意ください。
「パフェ」と「サンデー」の違い
サンデーとは、アメリカ発祥のスイーツ。起源についてはよくわかっておらず、ニューヨークほか複数の都市が誕生の地を主張しています。
名前の由来も「神の安息日である日曜日(サンデー)に口にするのは軽薄だとしてクリームソーダの販売が禁止されたため、代わりにソーダなしのアイスを販売したことから」など、諸説いわれています。
アイスクリームが主体でソースをかけた冷たいスイーツという点でパフェと似ており、日本に伝わった際、現在のパフェにも影響を与えたとされています。
そのため、現在ではパフェとサンデーはほぼ同じものであり、店によって呼び方は様々。背の高いグラスに盛るとパフェ、低いカップだとサンデーとする店もあれば、その逆の店もあったりと、厳密な定義はないようです。
ただ、両方を販売する本場アメリカのマクドナルドでは、パフェは、アイスクリームやホイップクリームで層を作り、イチゴなどのフルーツやグラノーラ(コーンフレーク)をトッピングしたもの。
一方のサンデーは、ソフトクリームにチョコソースやナッツをトッピングしたものになっています。
このことから、層になっていてフルーツとコーンフレークが入ればパフェ、チョコやナッツがトッピングされればサンデー、といった違いがあるようです。
飽きずに食べ進められるパフェのように、奥が深いパフェ用語。ぜひ、パフェやサンデーを食べるときの参考にしてみてください。
【おすすめ記事】
・「讃岐うどん」と他のうどんは何が違う? もっと食べたくなる「うどん用語」
・「ピザ」と「ピッツァ」は違う? 「違いの分かる人」になれるピザ用語
・「パスタ」と「スパゲティ」は何が違う? 知っているようで知らない「パスタ用語」
・食パンの「1本」と「1斤」どっちが大きい? 知っているようで知らない「パン用語」
・「微糖」と「低糖」どっちが甘い? 知っているようで知らない「飲料用語」