土屋太鳳さんと松下洸平さんが数々の苦難を乗り越え、家族の絆を取り戻していくドラマ『やんごとなき一族』（フジテレビ系）。6月16日に放送された第9話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第9話のおさらい
深山家当主・圭一（石橋凌）の策略をかわし、順調に健太（松下洸平）との愛とお腹の子を育む佐都（土屋太鳳）。そんなある日、圭一の妹・春菜（キムラ緑子）が深山家にやってきます。春菜は毎年決まった時期に深山家を訪れ、滞在中は美保子（松本若菜）と過ごすのが恒例。しかし妊娠を表明したばかりの美保子を外出させられないと、安定期に入った佐都が相手をすることに。
佐都は春菜に、アイドルのヤマト（内藤秀一郎）が出演する舞台に連れて行かれます。春菜はヤマトの熱烈な追っかけをしており、だいぶ貢いでいる様子。2人が屋敷に戻ると、圭一はこれ以上ムダ金を融通する気はないと春菜を叱責します。さらに、佐都には子どもの性別が判明したらすぐ報告するように命令しました。
深山家では跡取りとなる息子にしか価値がなく、娘は政略結婚の道具として扱われていました。体の弱い春菜は、跡取りを産めないだろうと全てのお見合いを断られた結果、独身を貫いていたのです。自分に価値がないと思い込み、ヤマトを応援することで生きる価値を見出していた春菜でしたが、花を生ける腕は天下一品。佐都や久美（木村多江）の後押しにより、その才能を認められる出来事を経た春菜は自信を手にし、佐都へ感謝するのでした。
そんな中、佐都と健太の子どもの性別が女の子であると判明し、圭一は失望を隠しません。佐都は「生まれてくるだけで価値がある、勝手に役割を押し付けないでください」と反発。健太も「深山家を守りたいからこそ変えていきたいんだ」と宣言します。
一方、健太も参加する深山グループの役員会議に明人（尾上松也）がリモートで出席し、ビッグプロジェクトを進めていると話します。しかし一向に家には戻らず、美保子を呼び出して記入済の離婚届を渡し「離婚してくれ」と告げました。「深山美保子」になるために必死で生きてきた美保子。しかし圭一は美保子の妊娠が偽りであることを見抜き、家から出ていくよう叱責。ナイフを手にしようとする美保子を佐都が必死で止めに入ります。すると佐都が急に産気づいてしまい、予想外の出産へ。同じ頃、明人から呼び出された健太は指定された場所で明人と対峙し――。
『ザ・ノンフィクション』風の松本劇場にネット爆笑
名家では跡継ぎとなる男子を産むことが女の務めであり、そこに生まれた息子も娘も、生まれた時から重責を担わされてしまう。名家に嫁いだ末娘・有沙（馬場ふみか）もまた義母から子づくりや産み分けについて口うるさく干渉されている姿が描かれ、やんごとなき一族に生まれた人々の大変さが伝わってきました。
一方、恒例の“松本劇場”は、リアルな人間を描く人気ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』風で、美保子の壮絶な半生を紹介。Twitterでは「美保子さんのシンデレラストーリー、朝ドラで見たい」「『運命も奇跡もあったもんじゃない。オールバイ美保子の努力で勝ち得た汗と涙のサクセスストーリーよ！』♪生きてーる生きているー」「美保子のザ・ノンフィクションもっと見たい！！笑」「美保子の壮絶半生、全編頼む」など絶賛の声が殺到しています。
6月23日放送の第10話では、佐都は深山家のリビングで無事に女の子を出産。幸せな時間もつかの間、早く男の子を産むようにと周囲からのプレッシャーが佐都に襲い掛かります。一方、長らく姿を消していた明人が突如深山家に戻り、さらに佐都と健太の中を揺るがす出来事が起き――。波乱に次ぐ波乱を、2人は再び乗り越えられるのでしょうか。ますます目が離せません。
『やんごとなき一族』第10話 6月23日放送予告
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