「付箋は5年生から」“文房具”のおかしな決まり
「文房具」についての“おかしいと思う決まり”は、実に多種多様です。回答者からは、「5年生からしか付箋は持ってきてはいけない決まりになっていて、4年生の頃にすごく困りました……」「他の学校はボールペンOKなのに、うちの学校は鉛筆2Bのみ。なんかずるいし、鉛筆もHBを使いたい」「キャラクターものは禁止だし、蛍光ペン・ボールペン・シャープペンを持ってくるのも禁止」などの声が集まり、学校ごとに細かい決まりが存在していることがうかがえました。「直して登校させられる」破ったときのペナルティも
「おかしいと思う決まりや校則がある」と回答した人に、その決まりを破った場合のペナルティについて聞きました。回答者からは、「400字の反省文・改善レポートを書かされて、もしまた破ったらもう1枚追加になります」「シャープペンを持ってきてるのがバレたら先生に没収されちゃう」「決まりを破ったら家に帰らされて、ちゃんと直してから登校させられる」などの声が寄せられました。中には、「1回目は口頭で注意されるだけだけど、繰り返したり悪質なら有期特別指導(数日別の部屋で別の指導を受ける)。反省する様子もなく繰り返すなら無期特別指導です」「モノによっては謹慎になる場合もあるし、あまりにもひどいと自宅謹慎とか隔離謹慎まである」など、違反する決まりにもよりますが、厳しいペナルティが課される場合もあるようです。
「納得できる決まりならあった方がいい」の声も
“おかしい”決まりや校則がある、と感じている小中学生が多い中、決まりや校則の存在自体については、どのように考えているのでしょうか。「いらないんじゃないかな。校則って先生たちが生徒を管理しやすいように作ったものだから、生徒の立場でいうと迷惑かも」という声がある一方で、「なんにもないと校内や地域に迷惑がかかる。決まりはあった方がいい」「あまりに自由すぎると学校が荒れちゃうから、理にかなった校則はあるべき」など、一定の秩序を守るために“あった方がいい”との声も集まりました。
さらに、「『なんで駄目なんですか?』」と聞いた時に納得できるような理由があるなら、生徒を守るためでもあるからあってもいい。でもはっきりした理由がない校則はなくていいと思う」「あってもいい校則となくてもいい校則の両方があると思います。今は多様性の時代。個性を出すことができない校則は、今の時代に合わないと感じました」など、子どもが“なぜ守らなければいけないのか”納得ができる決まりや校則であれば、あってもいい、とのコメントも寄せられました。