All About編集部が全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート調査」によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。
今回はその中から、「購入された商品の転売」について、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが解説します。
転売されると悔しい気持ちは理解できる
自分が販売した商品が転売されたら、ムッとする気持ちは分かります。特に今回のお題にある「推し活」に関連した物の場合、「ファンの人が買ってくれたのだな」「きっと大切に使ってくれるだろうな」と思うので、転売されたとなるとショックですし、なんだか「裏切られた気分」になるのかもしれませんよね。
「転売」に敏感
もともとメルカリユーザーは「転売」に敏感です。自分が出品した物に限らず、本来の価格よりも高く売られている出品物が嫌われたり、物議を醸し出すのはよくあること。過去にも、チケットや限定品の高額転売がありましたよね。本当のファンが入手しにくい状況になってしまったこともあり、社会問題となりました。
それを受けてメルカリは、ファーストリテイリングやオリエンタルランドなどと連携して転売防止につとめるなど、対策に乗り出しています。でも、厳しい制限が設けられているわけではないのは事実。ファンからすれば、モヤモヤが止まらない状況でしょう。
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相手は、儲けるために出品したわけではない可能性もある
一方で、購入した商品を転売したユーザーにも言い分があるかもしれません。購入した価格よりもはるかに高い金額で出品しているならば転売目的と考えられますが、気になるのは「そもそも売れるのか?」ということ。商品には相場があるので、極端に高い金額で出品してしまうと買い手がつきにくいです。
では、買値に少し上乗せする程度で出品した場合はどうでしょう。仮に売れたとしても、メルカリの手数料や送料がかかります(送料を出品者が負担する場合)。送料にもよりますが、購入した価格よりも売上金が低くなる可能性も考えられます。つまり、損をしてまで出品する何らかの理由があると考えられるのです。例えば、間違って買ってしまったのかもしれませんよね。
自分に損はないと前向きに考えるのも良いのでは?
もし自分が出品した商品が転売されたとしても、「自分には何にも損はない」と考えてみるのも良いのではないでしょうか。売上金が減るわけでもないですよね。もともと自分が売っても良いと思う金額で売れたのですから、その先のことはあまり気にしなくても良いと筆者は思いますよ。【おすすめ記事】
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