All About編集部が2022年2月、全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート調査」によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。
今回はその中から、「値下げのトラブル」について、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが解説します。
値下げをするかどうかは、出品者次第
メルカリでは、頻繁に値下げ交渉が行われていますが、出品者は応じても応じなくても、どちらでも良いというのが基本的なルールです。交渉している価格が現在の販売価格よりも極端に安ければ、出品者も売りたくないと思ってしまいますからね。
逆に売っても良いと思える価格での交渉であれば、出品者はすんなりと値下げをOKするものです。大切なのは交渉している金額なので、出品者が納得できなければ値切りを断るのは不思議なことではありません。
食い下がるユーザーもいるけれど……
値下げを断ったとしても、食い下がってくるユーザーもいます。それだけその商品が欲しいと思っているのですが、コメントの内容が出品者に対する嫌がらせのようになってしまうのは問題です。例えばブランド品の場合には「偽物ですよね?」といったコメントです。こんなコメントがあったら出品者もカチンとしますが、下手に応戦しない方が良いでしょう。
応戦しない方が良い理由
嫌がらせのコメントは、スルーするに限ります。応戦すれば相手もカチンとくるので、さらにヒートアップしてしまう可能性が高いからです。またコメントは他のユーザーも見ることができるので、そのバトルが丸見えになってしまうことも理由の1つ。
コメントでケンカのようになると、出品者に対してもあまり良い印象がなくなってしまいますよね。そうすると他のユーザーも購入を控えるようになるという悪循環が起きてしまうのです。
コメントを削除して、ブロックする
嫌がらせのコメントが来たならば、それを削除しましょう。そうすれば、他のユーザーがコメントを見ることはありません。そしてそのユーザーをブロックです。ブロックすればコメントができなくなります(他に、いいねやフォロー、購入もできません)。
メルカリ事務局に報告する
メルカリの禁止行為の中には、「他のユーザーのプライバシーを侵害したり、名誉を毀損したり、精神的損害を与えること」があります。嫌がらせのコメントは、これに該当する可能性があるので、メルカリ事務局に報告をしましょう。状況によっては、コメントをしたユーザーにペナルティがあるかも知れません。
嫌がらせのコメントにカチンとくれば、ついつい応戦したくなるのは分かります。でも「反応しない」が鉄則です。そしてブロックや事務局に通報をして、機械的に対処していきましょう。
【おすすめ記事】
・メルカリで購入後に「メルカリ便」から「普通郵便」に変更してと言われた。出品者にデメリットの方が多い!?
・メルカリで「発送まで4〜7日」としているのに「すぐ発送して」と言う人。どう対処する?
・メルカリで買った商品の梱包が厳重すぎる。「過剰梱包しないで値下げして」と思うのは私だけ!?
・メルカリで実際にあった「ヒドイ値下げ交渉」 8000円で出品中のゲーム機を300円に……どう断るのが正解?
・メルカリの購入者からいきなり「悪い」の評価。まずは取引メッセージで連絡するのが筋じゃない?