お弁当や定食の副菜として、はたまたお酒のおつまみとして、日本人にとってなじみ深い「マカロニサラダ」。マカロニがメインなのにサラダとは、日本人はまた勝手なメニューを……と思って調べたところ、実はアメリカ、ハワイ、オーストラリアなどでも親しみ深いメニューとのことで、日本だけでなく世界中で愛されているようです。
そんな「マカロニサラダ」、コンビニ各社でもオリジナルの商品を販売しています。今回はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの「マカロニサラダ」を食べ比べながらレビューしていきます。※本記事は2022年5月末執筆時点の情報になります。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください
【セブン-イレブン】「ハムと野菜のマカロニサラダ」118円(税別)
まずはセブン-イレブンの「ハムと野菜のマカロニサラダ」118円(税別)。本商品の主なスペックは下記になります。
内容量:90g
1袋当たりエネルギー:179kcal
たんぱく質:3.2g
脂質:13.3g
炭水化物:12.0g
糖質:11.0g
食物繊維:1.0g
食塩相当量:1.0g
具材はマカロニ、マヨネーズ、タマネギ、ポークハム、キャベツ、ニンジンが入っており、ドレッシングにはマスタード・リンゴ・コショウが使われています。
いただいてみると、マカロニとハムの弾力ある食感に対し、ニンジンのシャキシャキ感がアクセントになっており、フレッシュな印象です。また、味全体はマヨネーズのほのかな酸味がある一方、主張しすぎない味わいで、副菜に徹した「マカロニサラダ」のように思いました。
そのままいただいても十分おいしいですが、パッケージ写真のようなトマトを添えていただいたり、千切りキャベツと一緒にいただくのも良いように思いました。
【ファミリーマート】「食感の良いハムマカロニサラダ」119円(税別)
続いて、ファミリーマートの「食感の良いハムマカロニサラダ」119円(税別)を見ていきましょう。本商品の主なスペックは下記になります。
内容量:100g
1袋当たりエネルギー:171kcal
たんぱく質:3.0g
脂質:10.4g
炭水化物:15.5g
糖質:15.3g
食物繊維:0.2g
食塩相当量:1.8g
セブン-イレブンの「マカロニサラダ」よりも1円高い一方、内容量が10g多いというお手頃商品でもあります。
具材はマカロニ、マヨネーズ、プレスハム、タマネギ、ニンジンと「マカロニサラダ」としては定番のものばかりが入っていますが、各具材の大きさがセブン-イレブンとは異なり、マカロニの長さにできるだけ合うようにカットされている点が印象的です。
実際にいただいてみると、マカロニそのものの口当たりは柔らかく、その分、ハムや野菜の食感が楽しめます。この点はセブン-イレブンとも似た印象を受けました。
肝心の味は、マヨネーズのほのかな酸味がおいしさを引き立たせています。気になって裏面を見ると、製造はポテトデリカというメーカーですが、開発はファミリーマートとマヨネーズ商材でよく知られたキユーピーによるもの。味付けの良さに納得しました。
【ローソン】「マカロニサラダ」115円(税別)
最後に、ローソンの「マカロニサラダ」115円(税別)です。本商品の主なスペックは下記になります。
内容量:90g
1袋当たりエネルギー:143kcal
たんぱく質:3.6g
脂質:9.3g
炭水化物:11.7g
糖質:10.9g
食物繊維:0.8g
食塩相当量:1.4g
今回比較のコンビニ3社の中では最も低価格の115円(税別)。内容量はセブン-イレブンの「マカロニサラダ」と同じ90gということを鑑みても、コストパフォーマンスに優れた一品と言って良いでしょう。
具材はマカロニ、マヨネーズ、チョップドハム、タマネギ、ニンジン、チキンエキスパウダー。セブン-イレブン、ファミリーマートの「マカロニサラダ」に比べ、マヨネーズが多く使われている点が特徴で、クリーミーな見た目です。いただいてみると、マカロニとニンジンが柔らかい口当たりである一方、ハムのコシがあります。また肝心の味は、酸味と甘みが入り混じった印象で、マヨネーズのクリーミーさが強く感じられます。
裏面を見ると、製造会社はファミリマート同様のポテトデリカ、そして、驚くことに開発はローソンとキユーピーが共同開発したものでした。つまり、キユーピーはコンビニのライバル同士の「マカロニサラダ」双方の開発に関わっていたとのことです。
【まとめ】コンビニ各社の「マカロニサラダ」は、地味に差別化がなされていた!
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンそれぞれの「マカロニサラダ」をいただきましたが、一見同じように見えても、地味に差別化がなされていることが分かりました。
セブン-イレブンの「マカロニサラダ」は一般的なマカロニサラダであるという印象の一方、3社の中ではほんの少し高額です。また、ファミリーマートの「マカロニサラダ」は具材カットとマヨネーズの味にこだわりがありました。そして、ローソンの「マカロニサラダ」はクリーミーな味わいを個性にしていますが、その開発はライバル・ファミリーマートと同じく、キユーピーでした。
僅差ではありますが、個人的には味・量の面でファミリーマートの「マカロニサラダ」が最も優れているように思いました。
ただし、この判断は人によって大きく分かれるものでもありそうです。本記事をご参考に、ぜひあなた好みの1品をチョイスしてくださいね!
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