「敬語はあったほうがいい」は8割以上。「ないとビジネスが成り立ちません」の声も【500人調査】

All About編集部は、全国の10〜60代の500人を対象に「敬語」に関するアンケート調査を実施。「敬語の必要性」について聞きました。調査では、敬語が“必要”だと感じている人は8割以上いることが明らかに。500人が回答した「敬語の必要性」の理由とは?


「敬語」は相手に敬意を示す手段として、社会人にとって最低限必要とされるマナー。しかし、ひと言で「敬語」といっても、尊敬語、謙譲語、丁寧語など、相手に合わせた使い分けや正しい言い回しに迷うことも多いのではないでしょうか。

All About編集部では、全国の10〜60代の500人を対象に「敬語」に関する独自アンケート調査を実施しました(調査期間:2022年5月10〜11日)。今回は、その中から「敬語の必要性」とその理由について紹介します。
 

敬語は「あったほうがいい」と回答した人が8割以上!

「敬語の必要性」についてどう思いますか?

全国の男女500人に「敬語の必要性」について聞いたところ、敬語は「あったほうがいい」と回答した人が最も多く、86.4%。回答者の8割以上が「敬語の必要性」を感じていることが分かりました。

敬語は「あったほうがいい」と回答した理由には、「敬意を示すよい言葉遣いだと思うから(29歳男性)」「敬うべき方には、敬う意思表示をする必要があると思うので、その一つとして敬語はあるべきだと思う(45歳男性)」「年上の人に対する敬意を示せるから(18歳女性)」など、分かりやすく“敬意を示せる方法”という声が集まりました。

ほかにも、「ビジネスが成り立ちません(35歳男性)」「ないと、ビジネスのときの秩序が保てないと思うからです(37歳男性)」「敬語を使うことにより上下関係がある程度把握できるため(19歳男性)」「もし世間に敬語がないと役職の差に敬意を表すことが出来ないから(19歳男性)」など、主にビジネスシーンにおける秩序や関係性を把握する目安となる、との声も。
 

敬語は“美しい日本文化の1つ”、「人となりがでる」の声も

そのほかの理由には「敬語があることで、尊敬の気持ちを言葉に込めることができ、これは日本の美しい文化のひとつだと思うから(21歳女性)」「敬語は日本語ならではの文化です。その点だけ見ても美しい日本文化として大切にするべきだと思います。また、日本人のように人間関係を大切にする人種だからこそ、美しい敬語を使用できることで人としての信頼感や格式も高まる印象があります(40歳女性)」「日本語の美しさや真髄が詰まってると感じる。皇室や外国語が好きなせいか特にそう思う(36歳女性)」など、敬語は日本ならではの美しい文化だと評価するコメントも。

さらに「正しい敬語が使えるかどうかで、その人のビジネス力や、印象が付けられるから。敬意を持って会話出来ることで、よりスムーズに仕事を進められたり、相手の気持ちを良くすることができるから(21歳女性)」「敬語を使うことで自分の人となりがでるから(26歳男性)」「話す人の知識レベルがなんとなくわかるから(35歳男性)」「ルールに従うだけで、態度について一定の評価が得られるため(27歳男性)」など、正しい敬語を使うことが自己評価につながるとの声が寄せられました。
 

「敬語」を“相手との距離をとる手段”として使用する人も

また、「敬語は上下ではなく相手との距離感を示すものだと認識しているので、敬語があることによって相手との距離を示したり感じたりすることができて助かります(49歳女性)」「敬語を使うことで、会話を行う際、相手や周りの人と自分との間の人間関係をどのようにとらえているか表現するための働きがあるから(24歳女性)」「距離感が伝わるから(32歳男性)」など、相手との“距離感”についてのコメントが多く集まりました。

中には、「相手と距離を置きたい時に、遠巻きに遠慮している感じをかもし出せて、当たり障りなく距離を置くことに使えるから(28歳女性)」「距離を置きたい人との会話で使うから(22歳女性)」「敬意だけでなく、取りたい距離感も伝えられる(25歳女性)」「敬語がある意味相手と距離を取る手段になって便利だから(21歳女性)」「人との適切な距離感を生み出すことができる(28歳女性)」など、相手と距離を置くために敬語の使用が有効との声もありました。
 

敬語は無いほうがいい派の理由「使い方が複雑」「英語にはない概念」

一方、敬語は「無いほうがいい」と回答した人からは、どのような理由が挙げられたのでしょうか。

「人によって言葉を変えるのは疲れる。英語だとあまりない概念なので楽に感じる(29歳男性)」「コミュニケーションを逆にやりづらくしている要因だと思うから(40歳男性)」などのコメントが寄せられました。

また、「敬語のメール文を考えるだけで時間が使われてしまって、時間がもったいないと感じるから。敬語がなければもっと早く仕事が進むと思う(34歳女性)」「尊敬語、謙譲語、丁寧語など使い方が複雑で、誤って使うと失礼になりかねないから(47歳女性)」「使う場面を分けたり、使う敬語を覚えて適切に使用できるようになるまでの労力がかかる。敬語で話すことばかりに気を遣って、話の内容を伝えきれていないと感じるため(21歳女性)」など、正しい敬語の使い方が難しいから、との声が多く寄せられました。


※回答者のコメントは原文ママです


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