ディーン・フジオカさん、岸井ゆきのさん、ユースケ・サンタマリアさんのタッグが話題のドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系)。5月7日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3話のおさらい
さまざまな科学研究を手掛ける笠森研究所で、末期がんで亡くなった男性・土屋の遺体が自ら歩いて行方不明になるという事件が発生。小比類巻(ディーン・フジオカ)、最上博士(岸井ゆきの)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)は研究所のある山梨へ向かいました。
遺体安置所の監視カメラには、不法侵入した動画配信者の八木(長谷川ティティ)と赤井(長村航希)が撮影中、遺体が起き上がって歩き出す様子が映っていました。まるでゾンビのようなその姿を見て、小比類巻は密かに口角を上げます。亡き妻の遺体を冷凍保存し蘇生技術の進歩を待つ彼には、興味深い事件に映った様子です。最上は研究所内を歩き回る中、植物バイオテクノロジーの熱心な研究者・安田(華優希)と語り合います。
小比類巻は厚労省の三枝(佐藤隆太)に情報を求めますが、死者の蘇生に関する情報は乏しく、三枝は代わりに現場近くで噂される心霊スポットの話をします。「幽霊はないでしょう」と珍しく意見が一致する小比類巻と最上。一方、元捜査一課のエースとして地元刑事・笠井(長尾純子)に一目を置かれた長谷部は、遺体捜索隊の指揮を任され張り切ります。
そんな中、歩く遺体の目撃情報が入り、ドラレコの映像から遺体は土屋と確認されます。最上が車についた付着物を採取し、安田の研究室で分析にかけると、付着物は植物のタンパク質(酵素)だと判明。小比類巻と最上は、植物の再生力を研究する安田が作る人工タンパク質が遺体を蘇らせたと考えていました。事件当日の施設状況や偶然のアクシデントが重なったことで、土屋の遺体は蘇ったことが分かりました。
一方、土屋の行方を追う長谷部は徹底的に捜査するも難航。脳が機能せずとも肉体にも心は宿っていると信じる小比類巻は、土屋が家族との思い出の地に向かうはずだと考えます。最上は科学的根拠がないと反論しますが、小比類巻の推測どおり、土屋は遺品にあった絵に描かれた公園で再び永遠の眠りについていました。
遺体は火葬され、事件は公にならずに終結。最上から自分の研究が起こした事態を聞かされた安田は研究所を辞めてしまいました。活かせる方法があっただろうにもったいないと小比類巻。最上は「科学者は悪意がなくてもパンドラの箱を開けてしまうことがある。一度開けた箱は二度と閉められない」と返します。そしてある晩、最上は偶然にも小比類巻の部屋を覗き、遺体のライブ映像を見つめ話しかける小比類巻の姿を目撃してしまうのでした。
「気持ちわかる」「切ない」小比類巻の悲哀に思わず涙
冷凍保存した亡き妻の蘇生を心待ちにし、科学の進歩を「諦めるわけにはいかない」と言葉を振り絞った小比類巻。Twitterでは「生き返った土屋さんを自分と奥さんに重ね合わせるであろうコッヒーが切なくてたまりませんでした」「そっか仮に妻の心臓が動いたとき、そこに心があるかどうかを心配しているのか。だから肉体に心はあると」「3話リアルすぎていろいろ考えてしまった。コッヒーの気持ちわかるような気がする」など、小比類巻に同調する声が多数上がっています。
科学者には踏み入れてはいけない領域があると言う最上。小比類巻の秘密を知った後、どう出るのでしょうか。
小比類巻らが追う次なる事件は、あまりにも突発的で不自然な飛び降り自殺が相次ぐ事件の謎。共通点として “ジョイン”というVRゲームが浮上します。死んでしまった愛しい人と会いたい気持ちが危険の元――“ジョイン”のVR空間に入った小比類巻は冷静さを保てるのでしょうか? 気になる第4話は5月14日放送です。
『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』第4話 5月14日放送予告
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