認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が行った調査によると、2021年の移住相談者・セミナー参加者は4万9514件と過去最高の相談件数を更新しました。一方で、70代の移住希望者の割合は、6.0%(2013年)から1.8%(2021年)と減少しています。
今回は、そんな70代が移住したい先はどこなのか、同センターの窓口相談者アンケートの結果を基にランキング形式で紹介します。
3位は、美しい景色とともに暮らせる「山梨県」(7.4%)
都内から日帰りできる距離にあり、観光地としても人気の高い山梨県。移住希望先としても人気があり、今回の調査でも総合3位にランクイン。
富士山、富士五湖、南アルプスに囲まれた豊かな自然あふれる同県。セミリタイア、リタイア世代は、その美しい自然の景色だけでなく、農業などのほか自給自足ができる環境に引かれる人も多いようです。
県内には別荘地がいくつもあり、定年を機会に別荘へ移り住む人も増えています。
2位は、富士山や海に触れる暮らしが出来る「静岡県」(10.2%)
ほぼ全ての層から1位を獲得し、例年TOP3の常連となっているのが静岡県。やはり「富士山」人気は高く、リタイア世代の2割強が静岡県への移住理由に「富士山が見える」を挙げています。
また、雪が少なく温暖な気候も人気の理由。名古屋と東京との間に位置し、新幹線で両方へのアクセスが良好で旅行へ気軽に行ける立地も暮らしを楽しむリタイア世代には大きなメリットの1つです。
1位は、伊香保温泉、草津温泉など名所が豊富な「群馬県」(12.0%)
群馬県はここ数年、注目されている移住希望先の1つです。特にシニア層からの人気が高く、今回の調査では50代と60代のランキングでもTOP3にランクインしています。
人気の理由は複数あり、県を挙げて取り組んでいる移住支援や物価の安さ、立地などが挙げられます。
都内からアクセスが良く観光地としても人気の高い伊香保温泉、草津温泉など名所が豊富なことも魅力の1つです。
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