ヤフーとSODAは、ネットオークションサービス「ヤフオク!」と、スニーカー&ハイブランドCtoCマーケットプレイス「スニーカーダンク」が今夏連携すると発表しました。「スニーカーダンク」が持つ膨大な鑑定データを使った真贋鑑定が可能となります。
個人間取引の大きな課題「偽物問題」
個人間取引であるヤフオク!の大きな課題の1つが、偽物問題です。偽物への不安があるために、ブランド品をヤフオク!で買えないユーザーもいることでしょう。
その不安を解消して、健全な市場にするため、スニーカーダンクの鑑定士による真贋鑑定、そしてヤフオク!は人の目とAIによるパトロール、権利者や関連省庁などと連動したさまざまな取り組みを行っていくことになります。
真贋鑑定ができるカテゴリや仕組み
ヤフオク!とスニーカーダンクの提携により、「スニーカー」「ストリートウェア」「ハイブランド」カテゴリの商品在庫が相互連携されます。それによって、ヤフオク!に出品された商品がスニーカーダンクで購入された場合、スニーカーダンクに出品された商品がヤフオク!で落札された場合に、ユーザーは取引の際にスニーカーダンクの真贋鑑定が受けられます。
ユーザーにとっては販売経路や購入場所が増えるメリットも
出品した商品は、ヤフオク!とスニーカーダンクの両方に掲載されます。これによって出品者は商品の販売経路が増え売りやすくなり、買い手にとっても欲しい商品を見つけやすくなるメリットがあります。
拡大する個人間取引市場
経済産業省の「令和2年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」によると、2020年のCtoC-EC(個人間取引)の市場規模は前年比12.55%増の1兆9,586億円となります。主にフリマアプリ市場の成長が牽引していると報告されています。
今後も拡大するであろう個人間取引市場の中で、どこまで安全な取引を実現できるかはサービスを提供する側の大きな課題になってくるでしょう。今夏のヤフオク!とスニーカーダンクの連携に期待してしまいます。
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