菅田将暉さん演じる風変わりな大学生・久能整が淡々と繰り広げる会話劇が話題の『ミステリと言う勿れ』。1月24日に放送された第3話では、連続殺人事件とバスジャックの真相が明かされ、事件は解決を見ました。ストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころを紹介します。
第3話のおさらい
バスジャックに巻き込まれ、犬堂邸に監禁された久能整（菅田将暉）。風呂光聖子（伊藤沙莉）と青砥成昭（筒井道隆）、池本優人（尾上松也）たち大隣警察署・強行犯一係が急ぐ中、邸内では犯人に促された乗客たちの「過去に犯した最も重い罪」の告白が続いていました。
口火を切ったのは熊田翔（永山瑛太）。続いて露木リラ（ヒコロヒー）、柏めぐみ（佐津川愛美）、淡路一平（森永悠希）の次に話したのは、奈良崎幸仁（金田明夫）。部下の自殺や家族との不和に悩み、人の気持ちなんか分かるかとこぼします。顧客に対してはできるのに、なぜ部下や身内にできないのかと説く久能。熊田は運転手・煙草森（森下能幸）にも告白を促します。子どもの頃に飼っていた金魚を死なせてしまい隠したと告げる中、警察が踏み込んできました。
抵抗せず犯行を認めるガロとオトヤ。しかし久能の推理によって本物のガロは熊田であり、バスジャックの首謀者であることが判明します。連続殺人事件の最初の被害者・犬堂愛珠（白石麻衣）は熊田を名乗っていたガロの妹で、バスジャック犯は従兄弟のハヤとオトヤ。久能とガロは運転手の煙草森が真犯人であることを突き止め、2人は見えない何かで通じ合うのでした。
事件後のある日、自宅でカレーを作ろうとしていた久能の元に冷凍便が届きます。差出人は「犬堂我路」、中身は我路の時計と腕輪を着けた片腕でした。青砥によると、腕は移送中に車ごとさらわれた煙草森のもの。精神鑑定に持ち込まれそうになって、我路たちは一線を越えてしまったのか……。行方知れずの我路から連絡があったら教えるよう青砥は久能に指示します。
しかし久能は、自分のことを珍しくウザいと言わない我路に親しみを覚えていました。「もっと話がしたいから、こっそり家にきていいよ。春になったらね」。一方、クルーザーに潜伏している我路も、久能のことをいたく気に入っている模様。
我路たちは、愛珠のはがきがあったとの連絡を受け、漂流郵便局へ向かいます。そこには愛珠による「もうすぐ亡くなるわたしへ」という遺書じみたはがきが。「私はダメな人間だ。ゆっくり死んでいく。もしできなかったらジュートに頼もう」――普段タクシーしか使わない彼女が、なぜあの日バスに乗ったのか。ジュートとは何者なのか。我路は、ジュートを必ず見つけ出すと心に決めるのでした。
第4話の見どころ
原作ファンにも人気が高いキャラクター・犬堂我路と久能整の距離がぐっと縮まった第3話。「犬堂我路が私の今のツボ（にこにこ）永山瑛太がピッタリすぎて」「永山瑛太、目元の印象が井浦新（TBSドラマ「最愛」の加瀬さん）に似てる気がした」など、月９枠での出演を果たした『ラッキーセブン』（2012年１月クール）以来ちょうど10年ぶりの出演となった永山瑛太さんに注目する声が続出しています。
第3話のラストでは、我路のモノローグとともに今後の展開を予測させるカットが流されました。挿入カットには柄本佑さん、小日向文世さん、早乙女太一さん、鈴木浩介さん、門脇麦さんといったキャストが登場し、「かなり後々までの盛大な伏線や我路さんと整さんの今後の関係性が気になり過ぎてソワソワしてしまう」と期待する声も上がっています。
1月31日放送の第4話で久能が巻き込まれるのは、爆破予告事件。さらに、記憶をなくした謎の男（柄本佑）と出会い、物語は意外な方向へ。久能による謎解きと言葉遊びのような会話劇が楽しめそうです。
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