働く女性519人に聞いた「2021年冬のボーナス」 支給額平均は29.4万円、「0円」の割合は?

働く女性519人を対象とした「2021年冬ボーナス調査」によると、2021年冬のボーナス支給額の全体平均は29.4万円でした。ボーナス満足度は不満足派が満足派の約4倍、支給額に最も影響したのは約5人に1人が「会社の業績」と回答しています。

転職サイト「女の転職type」は1月24日、「2021年冬のボーナス調査結果」を公開。サイト会員の女性519人を対象に、2021年冬ボーナスの支給額や満足度などを調査したものです。早速結果を見てみましょう。
 

冬ボーナス平均支給額は約30万円、「なし」の割合は?

2021年冬のボーナスで受け取った額を聞いたところ、全体結果で最も多かったのは「なし」で51.3%でした。次点で「10〜19万円」が9.8%、「30〜39万円」が9.3%という結果に。平均支給額は29.4万円です。
 
2021年冬のボーナス額は?(プレスリリースより)
2021年冬のボーナス額は?(プレスリリースより)


調査対象を「正社員・契約社員のみ」に絞って見ても、「なし」が最も多く49.3%、次いで「10〜19万円」が10.2%、「30〜39万円」と「50〜99万円」が10.0%、平均支給額は30.8万円でした。どちらの結果を見ても、半数の人がボーナスを受け取っていないことが明らかとなりました。

2020年冬のボーナス支給額と比較すると、全体結果では「なし」が45.7%、「30〜39万円」が11.3%、「50〜99万円」と「10〜19万円」が11.0%、平均支給額は30.9万円となっています。
 
2020年の冬ボーナス支給額(プレスリリースより)
2020年の冬ボーナス支給額(プレスリリースより)


「正社員・契約社員のみ」に絞って見ると、「なし」が53.0%、「10〜19万円」が9.6%、「50〜99万円」が9.1%、平均支給額が32.1万円。2021年でボーナス支給額が全体的に減少しているようです。
 

ボーナス支給額に最も影響したのは「会社の業績」

2021年冬と2020年冬のボーナス支給額の差を調査するため、金額差があった人に要因を聞いたところ、圧倒的に多かったのが「会社の業績」で22.0%、2位「退職」10.4%、3位「自分の評価」7.9%という結果に(その他・わからないを除く)。
 
2020年と2021年の支給額の差の要因は?(プレスリリースより)
2020年と2021年の支給額の差の要因は?(プレスリリースより)


自由コメントには「新型コロナの影響」と回答する人も見られ、まだまだ影響は大きいものと思われます。
 

「ボーナス満足度」、不満足派は満足派の4倍

「ボーナスの満足度」全体結果を見ると、不満足の人(かなり不満足43.1%・やや不満足17.3%)は全体で60.4%だったのに対し、満足した人(やや満足12.3%・かなり満足3.8%)は16.1%で、、約4倍という差が出ています。
 
2021年冬のボーナス満足度は?(プレスリリースより)
2020年と2021年の支給額の差の要因は?(プレスリリースより)


「正社員・契約社員のみ」に絞ってみても不満足派58.6%、満足派17.8%となっており、3倍弱という差になりました。
 

理想のボーナス支給額は約53万円

理想の冬のボーナス額について聞いたところ、全体平均は53.6万円でした。金額別で見ると、1位が「50〜99万円」で43.3%、2位が「30〜39万円」で18.5%、3位が「100〜149万円」で14%と続きます。2021年支給額平均29.4万円と比較すると約24万円ほどギャップがあることが判明しています。
 
理想のボーナス額は?(プレスリリースより)
理想のボーナス額は?(プレスリリースより)



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