楽天証券は毎月のポイント判定付与を廃止
楽天証券ではこれまでユーザーの口座残高を毎月判定し、10万円ごとに3〜10ポイントを還元していましたが、変更後からは0.01%相当(10万円なら10ポイント、100万円なら100ポイント)を「はじめて達成した場合のみ」付与されます。また、到達100万〜1000万円未満は100ポイント、1000万〜2000万円は500ポイントとなっており、到達額と還元率が比例しているわけでもないようです。
付与条件も「はじめて到達した場合のみ」なので、例えば2022年3月時点で100万円の残高を保有しており、4月1日を迎えた時点でも残高が100万円の場合は「はじめて到達した」とは判定されません。
2021年12月27日の発表時点では、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」や「楽天レバレッジNASDAQ-100」などを含む27銘柄が「判定対象外ファンド」に指定されており、それらのファンドで保有している残高は、ポイント還元の判定からは除外されます。条件変更開始時には、対象ファンドが変更される可能性もあるのでご注意ください。
楽天銀行は普通預金残高300万円以上の金利引き下げへ
楽天銀行では、マネーブリッジ(楽天銀行と楽天証券の口座を連携させることで得られる各種サービス・機能の総称)の1つ、「普通預金金利」が預金残高に応じて変更となります。これまでは、普通預金残高に関係なく一律で年0.10%(税引後、年0.079%)が適用されていましたが、4月1日の変更後からは、普通預金残高300万円以下の部分を年0.10%(税引後、年0.079%)、300万円を超える部分は年0.04%(税引後年、0.031%)というかたちになります。
投信積立については、毎月のポイント付与判定がなくなることが大きな変更といえそうです。マネーブリッジの普通預金金利も、残高300万円以上はすべて従来よりも縮小となってしまいます。SNSなどを見ると、楽天のポイント還元やマネーブリッジサービスを支持していたユーザーの一部から「改悪」の声も見られます。
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