人生のさまざまな節目で訪れることのある神社は、私たち日本人にとって身近な存在です。しかしいざ参拝するとなると自分の参拝マナーは正しいのかな? と不安になる人も多いのではないでしょうか。

せっかくなら正しい方法で気持ちを込めてお参りしたいもの。正しい参拝マナーとして押さえておきたい基本知識を、寺社巡りが趣味の筆者が紹介します。
 

(1)鳥居をくぐる前に丁寧に一礼

鳥居をくぐるところから参拝は始まっている(筆者撮影)

神社と聞くと厳かなイメージを持ちやすいですが、実は参拝マナーに細かい決まりはありません。真摯(しんし)な気持ちでお参りすることが最も大切なことですが、ぴりりとした緊張感を持って参拝すれば自分自身も気持ち良いものです。一般的な参拝マナーとして最低限押さえておきたい項目は、参拝の流れに沿って覚えると理解しやすいです。

神社の境内に入る手前には必ず鳥居が建っています。鳥居は神様がいる場所とそうでない場所との境を示す役割があり、鳥居をくぐるという行為は神様がいる場所に入る第一歩。ですから鳥居をくぐる前に丁寧に一礼しましょう。

鳥居をくぐると、社殿(拝殿)に向かって参道が伸びています。参道の中央は神様が通る場所とされているため、左右どちらかに寄って進みましょう。中央を横切る場合は社殿方向に向かって軽く一礼すれば大丈夫です。
 

(2)手水舎(ちょうずや)で心身を清める

参道を奥に進むと社殿(拝殿)の近くに手水舎(ちょうずや)が置かれているので、ここで手と口を清めます。参拝することに気を取られて素通りしてしまう人がときどきいますが、心身を水で清めた状態で神様に参拝するのが正しいと覚えておきましょう。

最近は新型コロナウイルスの影響で手水舎の使用を禁止している神社が少なくありません。手水舎が閉鎖されている場合はそのまま参道を進んでOKです。
 

(3)参拝の基本作法「二礼二拍手一礼」

気持ちを込めて(筆者撮影)

参道を奥に進むと社殿(拝殿)が見えてきます。列ができているときは最後尾について順番を待ちます。

社殿(拝殿)の前まで来たらまず丁寧に一礼しましょう。そしてさい銭箱にさい銭を入れます。さい銭の金額に決まりはないので、祈願の内容にふさわしいと思う金額を入れましょう。鈴がある場合は縄や布の部分を両手で持ち、軽く揺らして鈴を鳴らします。

お祈りする時の基本作法は「二礼二拍手一礼」。背筋を伸ばして2回お辞儀をし、胸の前で2回手を打った後にお祈りをして、最後にもう1度お辞儀をします。手を打つときは左手より右手を少し下にずらして打つのが良いとされています。

お祈りが終わって参道を戻る時も中央は避けて通りましょう。鳥居を出たら境内の方向に振り返り一礼します。ここまでが一般的な参拝マナーです。難しく感じるかもしれませんが、何度か参拝しているうちに覚えられますから、慣れないうちはゆっくり進めてみましょう。
 

独自の作法がある神社も。神社別参拝方法

出雲大社など独自の作法がある神社も(筆者撮影)

参拝マナー自体はどの神社も共通ですが、お祈りをする際の作法が独自の形を持つ神社もあります。

よく知られているのは出雲大社で「二礼四拍手一礼」が正式な参拝です。出雲大社で行われるもっとも大きな神事・5月14日の例祭では、無限の数を意味する八を用いて八拍手をするのだとか。ただし八拍手は年に1度の例祭のみの作法であるため、日常の参拝ではその半分の四拍手をする習わしだそうです。八幡社の総本山である宇佐神宮や新潟県の弥彦神社も「二礼四拍手一礼」を正しい参拝作法としています。

伊勢神宮にも「八度拝八開手」という独自の作法があります。本来は神職が四拍手を2回行うものなので、一般の参拝客は「二礼二拍手一礼」でOKです。
 

気負わず、真摯(しんし)な気持ちでお参りすることが最も大切

多くの神社の境内には、参拝方法について説明された看板が立っていますから、もし忘れてしまってもお祈りする前に確認しておけば大丈夫。気負わずに、感謝の気持ちを丁寧に伝えて気持ちよく参拝することを心掛けましょう。


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