All About編集部は、11月12~15日の期間で、女性500人を対象に「生理」についてのアンケート調査を実施しました。今回の調査では、「低用量ピル」を使用している人は、全体の約1割未満。「1カ月の生理用品にかかる費用」は、ピルを使用しているかどうかで金額に差が出る結果となりました。
PMS症状の軽減、避妊などの理由で「低用量ピル」を使用している人は?
女性500人中、低用量ピルを使っている人は8.4%でした。
低用量ピルを使用している理由としては、「市販の痛み止めが効かない、経血過多による貧血、生理用品の大量消費などで、日常生活が困難だったため(20代)」「避妊、月経困難症の改善、周期が安定して経血量も減るのでコントロール出来るから(20代)」「PMSが酷いので、症状を軽減するために使用中(30代)」「生理不順なので、ピルを飲んで生理が来るようにしている(20代)」などの声が見られました。
「お金がかかりそう」……「低用量ピル」を今後も使用しない理由は?
低用量ピルを「使用していない」と回答した458人のうち、「これから使用する予定はありますか?」と聞いたところ、「いいえ」と回答した人は425人。今後も使用する予定はない理由としては、「今のところ、必要性を感じない」という回答が目立った中、「お金がかかるし、怖いから(20代)」「金額が高くて常時使うのが難しい為(20代)」「産婦人科に行きづらいからです。あとお金がかかりそうだからです(30代)」など、費用についての声も目立ちました。
1カ月の生理用品にかかる費用は? ピルの使用で金額に差が
「低用量ピルを使用していない人」に1カ月の生理ケアにかかる費用を聞いたところ、「500~1000円未満」と回答した人が45.2%と最も多く、次いで「500円未満」が31.2%でした。1カ月の生理ケアにかかる費用は「1500円未満」という人が約9割を占めました。
一方、「低用量ピルを使用する人」では、1カ月の費用は「2000~2500円未満」と回答した人が最も多く、次いで「3000~3500円未満」が続きました。低用量ピルを「使用していない人」で最も多かった「500~1000円未満」と回答した人は、わずか2.4%。1カ月の生理ケア用品に「2000円以上」かかっている人は約7割を占め、低用量ピルを使用するかしないかでは、費用に大きな差が出ることがうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです
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