「コロナ禍での旅行に意欲的な人」調査開始以来最大の7割弱に! 旅行意欲者のワクチン接種状況は?

じゃらんリサーチセンターが発表した、「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」によると、旅行に対して意欲的な人は全体の65%。コロナ禍が始まった2020年3月の調査開始以来最多に。一方、「意欲はあるが様子見」が全体の約50%。

じゃらんリサーチセンターは10月28日、9回目となる「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」を発表。

全国20~70代の男女1652人を対象に、新型コロナウイルス影響下での旅行についての意識調査を実施し、コロナ禍が始まった2020年3月から2021年9月までの動向をまとめました。
 

旅行に対して意欲的な人は約65%! 調査開始以来最大に

回答者の「旅行意欲」についての調査結果を見ると、「旅行に行きたいが様子をみている層」「予定をしており、気を付けながら行く層」「予定をしており、気にせず行く層」を合計した「旅行意欲のある層」は、調査を開始した2020年3月が全体の43.3%だったのに対し、2021年9月では65.6%まで上昇。調査開始以来、最大の値となっています。

最新の「旅行意欲のある層」の内訳を比較すると、「予定をしており、気を付けながら行く層」が2021年1月の緊急事態宣言以降(GoToトラベルキャンペーン中断後)から伸びている一方、「旅行に行きたいが様子をみている層」が全体の49.4%と、依然として高い値を示しており引き続き慎重な様子がうかがえます。
 

「今後の旅行予定」は男性より女性のほうが慎重な姿勢

「2021年9月末時点での旅行予定者」の結果を男女別で比較すると、男性は「予定あり」の割合が女性に比べすべての年代で5ポイント前後も上回っていることが分かります。

一方、「予定はないが事態が落ち着いたら行きたい」の割合は、どの年代を見ても男性より女性のほうが多い結果に。コロナ禍が落ち着いていくにつれ、女性も旅行への意欲が高まっていきそうです。
 

「旅行意欲のある人」はコロナワクチン接種済みの人が過半数を超える

「2021年9月末時点での旅行予定者」をコロナワクチン接種状況別で見ると、ワクチン接種済みで「旅行に行きたいが様子をみている層」が39.9%で最多。

ワクチン接種済みで「予定をしており、気にせず行く層」(1.6%)、「予定をしており、気を付けながら行く層」(10.7%)を合計すると51.6%となり、ワクチン接種者で旅行意欲が高い人が全体の過半数を占めていると判明しました。

>次ページ:図表で詳しく調査結果を見る

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