新年早々、1月10日の埼玉入試から2022年の中学受験が本格スタート。受験生はもちろん、それを見守る保護者もそわそわしっぱなしの直前期に突入しましたが、中学受験終了組の親たちはどうやって乗り越えたのでしょうか。
 

想像以上にボロボロ状態のメンタルを抱えながら伴走した日々から衝撃エピソード、ほっこり心温まる思い出話まで、いろいろ語ってもらいました。
 

情緒不安定⁉ 唐突に涙があふれる不思議現象

「仕事中でも家にいても、ふと唐突に“合格したときのイメージ”と“不合格だったときのイメージ”が交互に湧いてきて、どちらを想像しても涙があふれてしまう、そんな毎日でした。

子どもには『合格することだけ考えて!』『きっと大丈夫!』と言い続けるものの、口にするたびに胸がぎゅっと締め付けられ、もはやそれは自分に言い聞かせているような。落ち着かない毎日でした」
 

心折れそうになったときは「初心」かえって

「中学受験を始めるときに、親子で話し合った内容を日記に記録しました。目標を見失いそうになったとき、心が折れそうになったとき、たびたびその記録を振り返りました。子ども自身が挑戦したいと言ってはじめたことや、親もよりよい教育環境を与えたいと思ったことなど、スタートしたときの気持ちを思い出し、初心に帰ることで気持ちを落ち着かせていました」
 

1月校がまさかの結果で……最後はやっぱり「神頼み」

「塾からは『大丈夫だろう』とお墨付きをもらっていた1月校が不合格だった日から、もう不安で仕方なくて。近所の神社にお参りすることで、なんとか平常心を保っていました。合格発表の日まで毎日、欠かさず通いましたね」
 

夫には今でも内緒。高額紙幣を「さい銭箱」に

「第一志望校の近くにある神社に行きました。本番直前、最後の参拝のときにお賽銭を5000円も入れしまったことは夫には今でも内緒です。ちなみに合格して手続きをした日にお礼参りもしましたが、ここでもまた5000円(笑)。学業守を購入して通学鞄につけています」
 

今それ言う!? 受験直前に「志望校を変えたい」発言

「年末も差し迫ったある日、息子が突然、受験校を変更したいと言い出しました。ずっと目標にしてきた男子校ではなく共学に行きたいとのこと。これまでの学校見学や下調べをすべてひっくり返されることになりましたし、過去問を解くのもやり直し。厳しい道のりは想像するまでもありませんでしたが、それでも通うのは息子本人なので、本人の意思を尊重することに。合格できたのでよかったですが、せめてあと1か月はやく言ってほしかった……。最後まで気を抜けない受験でした」
 

泣きながら薬局へ走った本番「前日」の発熱事件

「体調管理にはかなり注意していたつもりでしたが、1月31日の朝、起きたら熱が出ていました。このまま熱が下がらなかったら受験することすらできずに終わってしまうのか? 薬局に解熱剤を買いに行く道すがら涙があふれてとまりませんでした。その日は1日中ほぼ寝て過ごし、翌朝になると息子の熱は下がって、すっきりした顔つきに。のんびりと前日を過ごしたことで、結果的に本番への体力と精神力が蓄積できたのかもしれませんが、生きた心地がしませんでした」
 

ほっこり! 旅行気分の前泊はいい思い出

「2日連続の入試スケジュールで受験校が近接地だったので、学校近くのホテルを確保。移動時間を短縮でき、ゆっくりと過ごせたのは正解でした。まともに旅行ができなかったコロナ禍の受験生、久しぶりの外泊だったせいか、ちょっとした旅行気分。夜は母子2人でいろいろな話をしました。受験のための宿泊ではありましたが、いま振り返ると息子と2人の外泊は貴重な時間だったなと。中学生になると急に自立しますし反抗期もあるので、幼かった小学生時代を懐かしく思い出します」


夏休みも年末年始もなく塾に通った毎日や、成績の昇降に一喜一憂した受験生の日々……。1番近くで寄り添ってきた親にとって、受験に関わる全ての出来事がきっとかけがえのない思い出として残るはず。それぞれにとっていい受験になることを心からお祈りします。


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