第3位:『青くて痛くて脆い』
作者の住野よるによる長編青春小説。「『君の膵臓をたべたい』で感動してくれたすべての人たちの心を、この本で塗り替えたい」という作者の思いが詰まった意欲作です。
それぞれ違った人生のテーマを掲げている田端楓(たばたかえで)と秋好寿乃(あきよしひさの)が、大学生活を通して感じた青春のきらめきと残酷さを痛烈に描いた物語。「住野よるの作品の中でも、1番繊細で起承転結がはっきりしている作品」というコメントがあるように、他の作品と一線を画す内容になっているようです。
第2位:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
2位は、作者・七月隆史(ななつきたかふみ)による『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』でした。「感動する」「また読みたい」という声が多かった同作は、美大に通う主人公の南山高寿(みなみやまたかとし)と、大きな秘密を抱えた福寿愛美(ふくじゅえみ)の2人を描いた切ない恋愛物語です。
「タイトルが気になった」「題名に惹かれた」など、タイトルを見てストーリーが気になった人が多いようです。また、漫画化、実写映画化、さらに朗読劇にもなり、いずれも話題を呼びました。
第1位:『君の膵臓をたべたい』
若者から絶大な支持を集める作家、住野よるのデビュー作品。2016年の「本屋大賞」2位に輝き、漫画化や実写映画化もされた話題作でもあります。インパクトのある題名や美しいキービジュアルを1度は見たことがある人も多いのではないでしょうか?
膵臓の病気により余命が少ないヒロイン・山内桜良(やまうちさくら)の闘病日記「共病文庫」を、主人公の志賀春樹(しがはるき)が拾ったことで2人の心の交流が始まる、という切ない青春物語です。読んだ人のコメントには「滅多に泣かない友人も泣いたぐらい感動したらしいので読んでみたい」「涙なしでは読めない」という声が多く、心に刺さるストーリーになっているようです。読む際はぜひ、ハンカチを忘れずに。
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