9月は残暑が続くとの予報があり、引き続きエアコンは欠かせない存在ですが、電気代を節約しようと工夫していることはありますか？ いろいろな方法が考えられる中で、どの節約術が有効なのでしょうか。
今回、オールアバウトはアンケートを実施。「みんなが行うエアコン電気代の節約術」を発表します。また、家電に詳しい専門家に、正しい節約術3選も解説してもらいました。
※アンケートは全国各地500名に実施
※アンケート実施期間2021年7月21日～2021年8月4日
「設定温度を高めに設定」が最も多い結果に
それでは、アンケート結果を発表します。こちらに示しているのは、全国各地500名を対象に「電気代節約のために心がけていることはなんですか？」という質問に対する回答を多い順に整理したものです。
1位は、「設定温度を高めに設定する」でエアコン保持者の32％が該当する結果となりました。
そのほか、「冷房機能だけでなくドライ機能も使う（15.3%）」「フィルター掃除をする（15.0%）」なども多くの人が実践する節約術としてあげられるようです。
本当に節約に有効？ 専門家に聞いてみた
では、アンケートで多くの人が実践している節約術は実際に有効なのでしょうか？ 今回は、All Aboutのデジタル・家電 ガイド 安蔵 靖志さんに、エアコンの節約術について解説をしてもらいました。
――設定温度を高めに設定することは有効？
安蔵さん：有効です。設定温度を高めにすればするほど、エアコンの消費電力を抑えられることは確かです。ただしあまり高くすると快適性が失われてしまうだけでなく、熱中症になる危険性も高まりますので注意してください。
――ドライ機能を組み合わせる方法は？
安蔵さん：ドライ機能もいいですが、「自動運転」がおすすめです。ドライ（除湿）機能は「弱冷房除湿」とも呼ばれ、常に風量を抑えた冷房運転を行うことで除湿します。
冷房より省エネなのは確かですが、快適性が失われてしまう場合がありますので、室温と湿度に合わせて自動的に冷房運転とドライ運転を切り替える「自動運転」を選ぶ方が快適性と省エネのバランスが取れておすすめです。
――フィルター掃除は有効ですか？
安蔵さん：フィルター掃除はこまめに行いましょう。フィルターにホコリがたまると冷却効率が落ちて消費電力も上がるため、フィルター自動掃除機能を搭載していないエアコンの場合は必ずシーズン前には1回、毎日使用する場合は2週間に1回は掃除することをおすすめします。
「自動運転を使用する」「2週間に1回は掃除をする」といった節約術は、すぐに試せるものなのでぜひ実践してみてください。
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