8月8日に閉会した東京五輪。新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の1年延期、ほとんどの種目で無観客となるなど、異例ずくめの大会でしたが、外国人選手たちはどのような感想を持ったのでしょうか。一部選手からはSNS上で日本語での感謝メッセージが発信され、その内容に感動の声が広がっています。
卓球男子韓国代表・鄭選手「おうえんしてくれて ありがとう」
卓球男子の韓国代表・鄭栄植選手は8月7日、自身のTwitter（@jeoungyoungsik）を更新。全文日本語で、以下のメッセージを投稿しました。
「2020年Tokyo olympic おうえんしてくれて ありがとうございます!! 日本Team良い成績もおめでとうございます（拍手の絵文字） そして試合をできるように助けてくれたボランティアの方もとてもありがたく お疲れ様でした 今後のすべての健康たい下さい！（笑顔の絵文字）」（原文ママ）
鄭選手は日本のTリーグにも参戦していた経験があり、数々の熱戦を繰り広げてきました。東京五輪では8月6日に行われた卓球男子団体3位決定戦に出場し、日本代表と対戦。試合は日本が3対1で勝ち、銅メダルを獲得しています。
鄭選手のツイートは1.7万いいね！がつくなど反響が広がり、英語、ハングル、日本語で「良い試合をありがとう」「これからも応援します」「東京に来てくれてありがとう」といったコメントがあふれています。
ボート女子軽量級ダブルスカル英国代表・エミリー・クレイグ選手「日本の皆さんの協力のおかげ」
ボート競技の女子軽量級ダブルスカル英国代表・エミリー・クレイグ選手は8月6日、ボート英国代表の公式Twitter（@BritishRowing）を通じて、1分23秒にわたり日本語でのメッセージを公開しました。
「こんにちは、日本と東京の皆さん。私たちから感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
昨年は世界にとって変化の時でした。オリンピックが延期されました。世界中の人がオリンピックが開かれるのか疑問に思いましたが、オリンピックが開かれるなら、それは東京しかないと信じていました。
日本の皆さんの協力のおかげで、私たち何千人ものアスリートが、今日ここで競技をし、夢を実現することができました。不可能と思われたときでも希望を見出すことができました。ありがとう」
Twitterでは「日本が2020年の東京オリンピックを主催できると信じてくれてありがとう」「とても感銘を受けました」「また日本に来て下さい」「東京でのオリンピックが素晴らしい思い出になることを願っています」など、300件を超えるお礼の返信が寄せられています。
このほか、TwitterやInstagram、TikTokでは「#olympicvillage」「#tokyo2020」などのハッシュタグを通じて外国人選手から日本への感謝の意を伝えるメッセージが投稿されています。
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