国際数学オリンピックで日本選手全員がメダルを獲得! 国別の1位は?

2021年の国際数学オリンピックで日本人参加者全員がメダルを獲得した。神尾悠陽が金メダルほか銀メダル2つ、銅メダル3つ。また、イギリス在住の日本人選手、町野有夏がマリアム・ミルザハニ賞を2年連続で受賞。

7月23日にスタートした東京五輪。日本は連日メダル獲得が続き沸き立っていますが、同月18~23日には「第62回国際数学オリンピック(IMO2021)」が開催され、各国の代表者が知力による戦いを繰り広げました。日本代表選手は参加者全員がメダルを獲得するという快挙を達成しています。
 

日本人参加者全員がメダル獲得や特別賞受賞の快挙

新型コロナ感染拡大防止の観点からオンラインで開催された2021年大会は、日本から6人の高校生が参加。今大会の予選には全国から4870人が参加したそうです。
 

日本代表選手およびメダル獲得者は、以下の6名。

・開成高等学校3年・神尾悠陽さん(金)
・灘高等学校2年・沖祐也さん(銀)
・筑波大学附属駒場高等学校3年・床呂光太さん(銀)
・東大寺学園高等学校3年・吉田智紀さん(銅)
・灘高等学校3年・小林晃一良さん(銅)
・麻布高等学校2年・井本匡さん(銅)
 

日本代表選手6名の成績とメダル(出典:IMO公式サイト)
日本代表選手6名の成績と獲得メダル(出典:IMO公式サイト)


また、イギリス在住の日本人、町野有夏さん(イギリス代表として参加)が、きわめて優れた成績を収めた女性に与えられる「マリアム・ミルザハニ賞」を2020年に続き2年連続で獲得しています。
 

国別順位1位は中国

個人総合では金メダルを獲得した神尾さんが48位、参加者の合計点から集計した国別順位では1位が中国、2位ロシア、3位が韓国。日本は25位でした。
 

国別順位TOP3までを抜粋(出典:IMO公式サイト)
国別順位TOP3までを抜粋(出典:IMO公式サイト)

 

>国別順位TOP10を見る
 

「国際数学オリンピック(IMO)」は、世界の国々と地域の数学的才能に恵まれた若者たちの発掘を目的とする、国際的な数学コンテストです。また、各国の数学愛好家や教育関係者たちが互いに交流を深める機会でもあり、才能を伸ばす環境づくりやチャンスを増やす目的なども含まれます。
 

コンテスト参加者は1日4時間半で3問の問題に取り組み、2日間実施されます。出題範囲は高校数学までで合計6問の筆記試験に挑みます。過去大会では図形や不等式、数列などが出題されました。

出典:IMO公式サイト

 

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